住まい手さんと現場確認(兵庫県猪名川町 戸建てリノベーション)

こんにちは、アイシンク一級建築士事務所の池田です。

まだまだ日中の気温は高いですが、日が暮れるのも早くなり、明け方は
少しひんやりとする日も出てきて、少しずつ季節の移ろいを感じますね。

毎日ちょびちょびと進めている事務所の改修ももう少し動きやすい季節
になれば、改修スピードも上がってくるかなと思います。解体の完了まで
あと少し!ケガのないように頑張ります。

さて、この間の日曜日に兵庫県猪名川町の戸建てリノベーション現場にて住まい手さんと現場の
進捗確認を行ってきました。

前回のブログから”間仕切壁下地”や”階段”等の大工工事が進み、より一層住宅らしく変わってきて
います。現場内をぐるぐると歩き回り、ここでの新たな暮らしをイメージする事が出来たのでは
ないかなと思います。

今回のリフォーム工事では、階段を架け替えを行っています。
軽量鉄骨造の構造上の問題もあり、リフォーム前と位置は同じなのですが、物件見学時に感じた
”階段の窮屈さ”を改善すべく、今回のリフォーム工事ではゆとりのある寸法の階段を計画しました。

緩やかでゆとりのある寸法とした事で、安全で上り下りのしやすい階段へとなりました。
費用対効果の大きな工事の一つだなと思います。

以前は玄関ホール内に階段が配置されていましたが、今回のリフォーム工事では住まい手さんの
要望もあり、LDK内に階段が配置されるようにプランをしました。

それと同時に階段下に合ったトイレもLDKに面するようにプランし直した事で、玄関ホール及び
廊下の空間を省き、1階を大きなワンルームとして使えるように考えました。

キッチンの対面に階段をもってくる事で”二階に上がる為の装置”だったものが、LDK空間の
居場所のひとつに変化する事が分かります。階段を緩やかに、ゆとりをもたせた事で腰を掛ける
のにもちょうど良い仕上がりです。

階段下に設けられていたトイレを北側に配置し直して、階段下まで土間延長し、
リビングへと通じる”通り土間”を計画してみました。

階段寸法との干渉もあり、大きなドアは設けられませんが、子どもが通れるくらいの小さな
ドアを設ける計画としています。南北の通気や視線の抜けも愉しめるかなと思います。

大工さんの横では、電気屋さんが照明配線も進めてくれています。
軽量鉄骨との干渉もあり大変そうでしたが、黙々と作業を進めてくれています。

あとは建具枠と洗面やキッチン周りの造作、土間コンクリート打ち、ユニットバス設置、
クロス張りなどなど、9月末の引き渡しに向けてもうひと頑張りお願いします!