鉄骨造リノベ現場の部分解体を実施!(大阪市住吉区)
こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。
9月に入り、日中はまだまだ暑いものの、夜中は気温が下がるようになりましたね。
事務所のある兵庫県猪名川町では、明け方には18度くらいまで下がる日もあり、
窓をあけて寝ていると寒さで目を覚ますほどになりました(汗)
夏野菜も終わり、稲穂もどんどんと大きく育ち、季節の移ろいを体で感じています。
さて、昨日は以前に採寸・調査時の様子をブログでご紹介した大阪市住吉区の現場へ。
以前はまだお住まい中で確認出来ない部分も多くありましたが、物件の引き渡し・家財の搬出
を終えたとお聞きしたので、改めて現場の状況、そして部分的な解体確認を行う事にしました。
前回の採寸内容を基にして、現況図を起こしてリノベーションのプランを進めてはいましたが、
建築時の図面(合ってもそんなに信用はしませんが)がまったく無い中でのプランは不安でした
ので、本格的なお打合せ前に部分的ではあるものの確認・照合をする事が出来てよかったです。
内装(床、壁、天井、設備類)はすべて撤去して、ナチュラルな木の住空間にする予定ですが、
悩みどころは外壁。コストを考えると既存外壁を残したまま、その上から新しくつくりたい、、、
ところですが、外壁下地がかなり傷んでいる箇所も見受けられて、それに荷重をかけるのもこわい。
”理想と現実”、”コストと質”、いろいろな思惑が頭の中を錯綜しますね。
外壁のやり替えは、内部の解体後に室内側から外壁下地の状態を確認して判断する事になりそうです。
住まい手さんを安心させる言葉を言いたいところですが、改修現場ではなかなかそうはいきません(汗)
一階の天井を開けてもらい、小梁の位置・間隔及びブレースを確認。
階段の架ける位置を変えたいな、、、と思っていましたが、ブレースとの干渉がありそうなので、
ちょっと考え直さないといけない様子。
もしくは、ブレースの付け替えも有り得るのか、、、それはやり過ぎか、、、悩みどころ。
外壁面には断熱材が入っていたり、いなかったり、、、な感じです。
今回の工事では、内壁下地からやり直すので断熱もしっかりと、、、と思っていますが、鉄骨構造体を
どう断熱するか考えておかないといけませんね(汗)ちょっと勉強します。
三階の押入れから屋根裏を確認。
眺望・日当たりの良い三階には過ごす時間の多いLDK空間を計画しているので、すっきりとした
形状の片流れ屋根、そして迫力のある鉄骨梁を住空間に上手く取り込めるようにしたいなと、
頭の中でイメージしています。
鉄骨リノベ、、、マンションリノベーションよりも考える事が多く、不安な部分もありますが、
高さ方向の設計が出来るのはとても楽しみで、ワクワクドキドキ、ハラハラ?しています(笑)
居心地の良い住まいとなるよう、頑張りましょう。
まずが、プランの修正に取り掛かります。もう少々お待ちくださいね!