お力になれず・・・(神戸市 店舗設計)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

昨日のお餅つきで、、、なぜだか腰が重い(汗)
肩や首の凝りには苦しんでいる私ですが、腰に異変を感じる事は
あまり無いので、ちょっと心配。石臼動かしたせいだろうか、、、

さて、本年度のお打合せの最初はお待たせしている神戸市の美容室改修案件。
前回のお打合せ(美容室改修のご提案)でご提案したプランから不要だと思われる
要素を削ぎ落とし、動線もよりシンプルになるように再度プラニングをしました。

部分改装で予算も限られていますが、わたしの中の一番の改善ポイントは”斜めの壁”(笑)

長方形の空間の中に斜めの区切りを挿入しているので、四角と三角の間に出来た空間が
どうしても無駄に感じる。。。動線にもその”斜め”が影響して、トイレや奥のシャンプー
スペースへの動線もグネグネとしている上に、カットスペースと被る(汗)

その隙間に四角や長方形のワゴンやキャビネットを配置すると更に空間が歪になってしまう悪循環。
それぞれの要素とその繋がりや動きをどう検討したのか、、、気になるくらい。美容室なのでもちろん
流行りや個性も大事だと思いますが、使いやすさや動きやすさも同様に大事なんじゃないかと(汗)

という事で、動線をいかに予算を抑えて、シンプルに、干渉しないように、改修するかがわたしの中
での設計の大・大・大ポイントとしていました。

既存の斜めの壁を撤去するとその箇所を隠す必要があるので、その場所に木で軸組を新設。
軸組内を天井・壁で仕上げる事で既存の照明配線や空調、スイッチ類を移設するスペース
としての役割も担います。

その中に新たに受付と半個室のカットスペースの機能を計画しています。
少し籠もり空間になる半個室のカットスペースは、お客さんに”選べる”という楽しさにもなり、
小さなお子さんがいる場合は一緒に半個室空間に入ってもらえれば常に見える範囲にいれば
安心して施術を受けられるんじゃないかと思い、半個室の空間を計画してみました。

ざっくりと言えば、”選択肢の増加”と”多目的性のある空間”があれば、良いなと。

で、この軸組空間をトイレやシャンプースペースへの動線と干渉しないように配置し、
既存のセットミラーをまっすぐに設置しなおす事で、オーナーさんもお客さんも随分と
動かしやすくなるんじゃないかと、、、というプランとなりました。

この内容であれば、なんとか予算内ぎりぎりに収まる、、、かなというところです。

こうした内容で再度ご提案をさせてもらったのですが、、、やはりこのプラン内容でもイメージ
と異なるようでしたので、わたしのご提案はこれで断念。

私の力不足で申し訳ないですが、現況・予算・工期を考慮するとこれが精一杯(汗)
が、お待たせしてしまっている案件がまだまだあるので、落ち込んでいられない!

いろいろと悩みましたが、自分のコンセプト?設計方針?と向き合う事が多く、
それはそれで良い機会となりました。