杉の無垢フローリング張りが進行(西宮市 リフォーム)

暖かで春らしく、外で過ごしやすい季節ですね。
っと言いたいところですが、、、外で作業するにはもう暑い(汗)
日差しも驚くほどに強くて、事務所の改装で数時間ほど外で作業しただけで
顔がヒリヒリしています。。。

さて、木曜日にマンションリノベーション工事が進む西宮市の現場確認に行ってきました。
前回のブログでは、”マンションリノベ+無垢フローリングの肝とは”というタイトルで下階への
遮音性能を確保する乾式二重床の施工について触れましたが、今回はその上、つまり仕上げ材となる
杉フローリングが張られている様子を現場で確認してきました。

確認と言っても、工事中のキズや汚れがつかないように大工さんがすぐに養生していくので、杉フロー
リングを見られたのは施工中の部分のみ。七割方、完了といったところで、今週中には終わりそうです。

今回のお住まいは、北側の玄関から南側の掃出しサッシまでの床を杉フローリング材のみでフラットに繋げています。

”フローリングの張り方向を住戸の長手に揃える事”
”玄関・水廻りのある北側と団らん空間のある南側との明度差を意識する事”

こうした事を意識する事で視覚的な広がりを感じられるようになればなと思いプランを進めました。

このリノベーション工事のタイトルにもなっている”回れる動線”も少しずつ形になってきています。
玄関土間を少し横長に拡張し、
玄関入って右側が玄関収納→トイレ・脱衣室→キッチン→リビングダイニングへと繋がるサブ動線。
玄関入って左側がホール(フリースペース)→リビングダイニングへと繋がるメイン動線となっています。

”回れる動線”は限られた住戸面積を広く感じられるようにする一つの設計手法だと思っていますが、今回
”回れる動線”のあるプランした理由は他にもありまして、、、

それは、この物件の採寸・調査をした際に感じた”玄関と共用廊下との近さ”が一つ。
築年数の経ったマンションは、玄関ドアを開けたらすぐに共用廊下、というつくりになっています。
ポーチやアルコーブ(凹み)が設けられていたら良いのですが、このままでは玄関ドアを開けると室内が
丸見えという事になってしまうのでこのお住まいでは、間取りを工夫する事でその問題を解消したいなと
いう事。

もう一つ感じたのが”玄関空間の狭さ”。
リフォーム前は、両側の居室を優先して残った空間が廊下及び玄関空間という間取りでしたので、自ずと
玄関は狭く、収納は少なくなっていた様子でして、、、それに加え、現在のマンションのような外部収納
やポーチ空間はありませんので、玄関回りの収納力アップは必至だな、という事でした。

そうした問題を改修したのが今回のような水廻りを住戸中央に固めたプランなわけです。
自分の中では中に開けて外に閉じた独立性の高いプランだな、と思っていたりします。

もう少し仕上がっていけば、この意味合いを分かってもらえる、、、はず(笑)

また現場向かいましたら、ブログにてお住まいの特徴お伝えしていきますね。
では、また!