タイルDIY張り(神戸市 マンションリノベーション)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

早い(汗)こないだ10月に入ったばかりだと思っていたのに(汗)
気づけばもう中旬になっている・・・(汗)

自分の仕事の遅さに嫌になりながらも何とか仕事進めていますので、
お待ち頂いてるみなさまもうしばしお待ちを・・・本当にすみません。

さて、週末は内装仕上げに入っている神戸市灘区のマンションリノベーション現場へ。
この日は以前から予定していた施主さんご夫婦とのタイル張りDIYの日でした。

「え?タイル?タイルってDIYで貼れるの!?」
っという声も聞こえてきそうですが、案外DIYでも張れます。もちろん、職人さんのように
は張れませんが、DIYでもそれなりには張れます。

ただ、ボンドや目地材、道具など段取りする事が結構あるので、そこが大変かもです。
それと、タイル割付をしっかりと行っておく必要があるので、”張る”という作業よりも事前の
段取りが重要なDIYの一つかもしれません。

今回は、洗面の前壁とキッチンの壁二面を施主さんご夫婦にタイルを張ってもらいました。

まずは、入り隅で張りやすそうな洗面前壁から。
高さ方向はシートがきれいに収まる寸法に設計、縦長の小さなタイルだったので幅方法は
タイル数や目地幅の微調整でうまく納める事が出来ました。

今回、DIYでは難しかったのが、壁付き水栓の取り付け部分。台座である程度は隠れますが、
グラインダーでの加工作業はDIYでは(特に小さなタイル)では難しいのかなと思います。

また、水栓とハンドルが目地間に来るように目地ライン墨出しして、下穴を開けておくのも
なかなかシビアな作業だったかなと思います。こうしたところは工務店さんの協力で出来ております。

洗面が張れたので、お次はキッチンは移動。

洗面と比べると、カウンターやキッチン、レンジフード、木枠などとの取り合いが多く、
施工面積も5倍ほどあるので接着剤の塗布もさきほどと比べるとひと苦労(汗)

ボンドが多すぎるとタイルとタイルの間からはみ出て目地の邪魔をするので、ボンド塗布後に
クシ目ゴテで余分なボンドを取り除いていくんですが、これが結構大変なわけです。

どこかのタイミングで私も交代して、、、っと思っていましたが、ご夫婦の息のあった作業で
どんどんとボンドが塗り上げられていくので、わたしは補助役としつつ見守る事に(笑)

そして、接着剤の塗布を終えて、キッチンタイルの貼り付けを開始。
こちらはキッチンタイルの定番と言える INAXのミスティパレットの100角です。

格好良すぎず、可愛すぎず、なんとも落ち着いた雰囲気になりますね。
さまざまな意匠の形状のタイルが出ていますが、こうした定番ラインが無くならない理由が分かります。

こちらはコンセント開口の加工と幅カットがあったので、そこは西村さに加工してもらっています。
タイルの幅カットはタイルカッターで比較的簡単に出来ますが、コンセント周りのグラインダー加工は
やはりDIYでは難しいかなと思いました。

キッチンタイルの貼り付け後はお昼休憩でお弁当をご馳走になりました。
接着剤の硬化を確認して、午後からは洗面タイルの目地詰めへと入っていきます。

洗面のタイル面積はそんなにありませんが、タイルが小さいので目地が多い(汗)
底までしっかりと目地材が入っていくように入念に何度もゴムゴテやゴムヘラで
目地材を詰めていき、ある程度硬化したら、すぐさまに余分な目地材を拭き上げ。

何度か繰り返すと余分な目地材が取り除かれ、一定幅の目地が通るとタイルの素材が
主張されたように感じられて印象が一気に変わります。

その後は、目地材の硬化時間もあったので、急いでキッチンへと移動して目地詰めを開始。
ここらへんから私も作業に専念していたので、作業中の写真無いのが残念ですが、、、
洗面に比べると目地は少なく感じますが、面積があるので拭き上げが大変で大変で(汗)

加えて、垂直面+前傾姿勢での作業ですので、腰がイタタタタ。
ま、どんどんと固まってくる目地材を前にそんな事は言っていられないので、何とか
目地詰め&拭き上げまでやり遂げましたが、監督の井元さんの厳しいチェックで引っかかった
ようで結局、最後は井元さんがきれいに拭き上げをしてくれていました(笑)

洗面は格子とDIYで貼ったタイルの相性がなかなか良さげ。
日中はほんわりと自然光も感じられましたし、なかなか見栄えする洗面
空間になるんじゃないかなと思います。

気づいたらよっさんがレンジフードも吊っており、造作キッチンもほぼほぼ出来上がり。
100角タイルは貼った直後でも違和感がまったく感じられず、さすが定番です。

クロスも週明けの一日(と設備取り付けとの兼ね合いでもう一日)で完了予定。
どんどんと住まいらしくなってくるこの最後の工程は何度経験してもゾクゾクワクワクする
ものです。では、また!