着工!まずは解体工事から(神戸市 マンションリノベ)

兵庫の片隅、猪名川町からこんにちは。
アイシンク建築設計事務所の池田です。

事務所横で妻がやっている ちまこま喫茶 は本日から営業を再開。
GW明けには解除されるだろうと思い、4月25日からの緊急事態宣言に伴い、
休業をしたのですが、伸びるわ伸びるわで気づけば約二ヶ月が経過(汗)

”短期集中で”という話は一体なんだったんでしょう。。。

ま、兎にも角にも、本日から事務所横が賑やかになっております。

さて、今日は中旬からマンションリノベ工事が始まった神戸市灘区の現場へ。
今回は60平米ほどの床面積と専有庭のある一階住戸で廃材の搬出がしやすいという事もあり、
解体屋さんではなく、大工さんたちでの解体となりました。

プランニング時にも感じていましたが、60平米ほどの床面積だとやっぱり間口が狭いなぁ。。。
間口が狭いと設備や回遊動線が計画し難くて、この間口には頭を悩ませました(汗)

コンクリートの躯体がみえる”スケルトン”の状態となり、現況調査や竣工図を元に計画していた設計と現況に
どれくらいの差があるのかをこのタイミングで改めて確認し直します。

配管経路や躯体間の有効寸法等はおおかた予想通りで問題無し。
設計には大きな問題はありませんが”床に敷き込んだ断熱材と敷モルタル”によって出来たスラブ面の凸凹
(プラスすり鉢状になっている)に頭を悩ませる事になりそうです。

中間階の住戸であれば下階への遮音性能を確保する為に、不陸(床の凸凹)調整のしやすい乾式二重床を施工
していますが、今回は一階住戸+床面の断熱補強を施す為に、木を使っての床組となるのです。。。

レーザーを据えて高低差を確認してみると、各部屋の仕上げによる敷モルタルの厚みに差があって10~30mmほど(汗)
大工さん、どうかどうかよろしくお願いします。

現場監督の井元さん、電気屋のニノミヤさんと打ち合わせをしていると、見慣れたトラックが到着。
材木屋の明夫さんが降りてきて「さあ、400本降ろそか」の一言と素敵な笑顔。

その素敵な笑顔を見たら、拒めるわけないじゃないですか。
降ろしました。束になっていないバラバラの400本降ろしました。一階で良かったとすごい思いました。

届いたのは壁や天井の木下地となる、杉LVLの寸三。
別日には床下地となる寸五材も入り、いつ大工工事が始まってもよい状態となっていますが、大工の小島さんは
戸建ての現場がウッドショックの影響で遅れてしまっており、大工工事は来週開けからの予定となっています。

それまでは水道屋さんが既存配管の整理や新たな配管を仕込んだりしています。

日曜日には施主さんご家族と一緒に現場確認を行う予定。
スケルトン状態を見ても住まいらしさはまったく無いんですが、なかなかスケルトンの状態を見られる事も無い
ので、せっかくなので見ておいて欲しいなと思います。

ではでは、また進捗ありましたら、ブログにてお伝えしていきます。