壁板材の丸太挽き(店舗設計 川西市)

こんにちは。兵庫県の片隅、猪名川町でひっそりと活動中。
アイシンク建築設計事務所の池田です。

ここ数日ははなまるさんの壁板仕様で常時悩み中。
妻が営むちまこま喫茶のお客さんにもサンプルを見せながらご意見を
聞いたりして、少しずつイメージが整理出来てきました。

はなまるさんとの打ち合わせの際にも壁板サンプルを持参したところ、塗装色や仕上げは
まだ未定となったものの、乱巾・乱厚の張り方がお好みの様子。

塗装具合や加工はもう少し試行錯誤してみる事にしつつ、壁に用いる材木の製材は進められる
状態になりましたので、相談をしていた東山材店さんに製材の開始を依頼。

仕上げは古道具のような、使い込まれたような、そんなイメージにしたいようですが、どう表現するか。。。

製材の連絡を入れて数日、「土場にある丸太から製材していく」との連絡をもらったので、
時間もあったんで東山材木さんの加工場に向かい、製材の様子を見学。

丸太の材が機械に載せられて、寸法調整をしながら帯鋸でカットされていきます。
今回は、12cm巾・9cm巾・6cm巾に加え、急遽(完璧な思いつき)3cm巾の板材を挽いて
もらいますので、結構無駄なく木取りが出来た?!のかなと思います。

製材がどんどんと進み、丸太から板状に変わっていきます。
土場で天然乾燥させられていましたが、それでも挽いた直後の材木はしっとりとしています。
製材時の木粉と相まって、杉独特の柔らかさ香りも充満しているので、杉好きには堪らない瞬間(笑)

製材された壁材は東山材木店敷地内の日当たりのよい場所にて一ヶ月ほど天日干し。
塗装は東山材木さんの作業場の片隅をお借りして、アイシンクにて実施する予定ですので、
お天気に恵まれた年末までにしっかりと乾いていて欲しいところです。

さ、それまでに塗装の研究(施工図の作成も!)を進めます!