造作工事が進み、住まいらしさが感じられるように(猪名川町 戸建てリノベーション)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

9月もあっという間に中旬。日の暮れも随分と早くなり、秋の深まりを日々
感じています。それにしても夏から秋への移り変わりが早いように感じてい
るのは私だけでしょうかね。。。

さて、本日は午前に戸建てリノベーション工事が進んでいる兵庫県猪名川町の現場へ。

大工の宮口さんによる作業ももうあと少しという段階となり、現場監督の井元さんと
で現場の確認と打合せをしてきました。

欄間の透明ガラスや洗面のミラーその他の金物等を発注する為、拾い出しをしている
現場監督さんの横で私は、階段のアイアン手摺の採寸を懸命に測っておりました。

リフォーム工事に必要な部材、家具類の段取りはこれでほぼ終えたかなと思います。
久しぶりに杉フローリングやカウンター材の拾い出しや発注をしましたが、手間が掛
りますし、拾い出しはしているものの足りるかどうかドキドキハラハラしますね(汗)

工務店さんに任せておくのが良いですね。。。当分、材木支給はやめておきたい(笑)

玄関土間の形もほぼほぼ出来上がっていますね。

階段下の空間を開放し、リビングへと続く小さな開口を設けて、物件タイトルにも
ある”通り土間”のある広々とした空間になっています。玄関として以外にも使い勝
手の良い多目的空間としても機能してくれたらなと思います。

反対側のリビングにある開口から玄関を見た様子です。
小さな開口から、低い位置から覗き込んだような視線になるので、さきほどとはまた
少し違った見え方、印象になりますね。

小さな小さな開口ですが、玄関土間とLDKを繋ぎ、”どこにいても家族の気配を感じな
がら過ごす”といいう重要な、大きな役割を担っています。

LDKと玄関土間の間には、壁に収納される幅120cmの框戸が吊り込まれます。
透明ガラスが落とし込まれた建具なので、玄関から対角線のダイニング、そして庭まで
視線が抜ける事で、床面積以上に広がりを感じられるように考えプランをしています。

内装工事、建具吊り込みが終えて、どのように見えてくるか、実際の確認を楽しみに
している箇所の一つです。

LDKに出てくる構造体の鉄骨柱は、キッチン側にインターホンや給湯器リモコン、スイッチプ
レートを仕込んだニッチに、階段側はフックやピンを簡単に設置出来る有孔ボード貼り仕上げと
し、家族みんなの小物類の収納場所としても機能すれば良いなと思い、設けてみました。

これまではシナ(黄色っぽい)材の有孔ボードをよく使っていましたが、ラワン材の有孔ボード
を見つけたので、今回はそれを使ってみる事に。

シナ材のような上品さというか、いろいな住空間に合うような中性的な印象は無く、色濃く渋い
印象を持ちますね。全体がクロスで仕上がった際に、より一層インパクトが感じられるように
なるのではないでしょうか。

細かな部分で言うと、縦枠の米ツガとラワン有孔ボードを底目地(4mm)+同面でおさめて
もらいましたが、これだけで随分とすっきりとした印象になっているように思います。

今週で大工工事は、、、完了の予定。来週からは内装仕上げに入りますので、また進捗お伝え
させてもらいます。ではでは、また!