再び、木工事へ
こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。
いや~追い込まれていますね~。お引渡しまであと数日。。。終わるのか!?
本日も必死で大工のよっちゃんと一緒に追い込んできました。
さて、猪名川町の戸建てリフォーム現場は、さまざまな工種を行ったり来たりしております。
水道屋さんとガス屋さんの作業進行と重ならないよう、大工のよっちゃんは木工事を再開しています。
元和室と元洋室の間(元押入れ)は、プラスターで仕上げた白い空間に少しアクセントをつける意味合い
で3方を杉板で囲うような仕上げにしていきます。
そこからイメージが膨らんでいき、ハンモックや本棚などを設ける事になりましたが、ハンモック下地で
四苦八苦(汗)構造が軽量鉄骨なので、どう下地をつくるかでよっちゃんと打合せを重ねました。
一点に加重が集中するチェア型のハンモックは、ぐるぐると回転が出来るつくりになっているので、
出来る限り頑丈な下地となるように心がけました。
既存のH形の鉄骨梁のフランジに桧の□120mmを乗せてコーチボルト留めをし、上下に回転留めの角材を
打ち付けました。さらに天井仕上げ面までの間に同じ桧の□120mmを重ね、M12のボルトで引いています。
よっちゃんとわたしがぶら下がってもビクともしなかったので、まあ、これだけやれば大丈夫でしょう。
こちらが元押入れ(ヌックと呼んだりしてます)の仕上がった様子。
まだ床養生が取れていませんが、杉材でぐるっと包まれた空間は同じ空間の中でもまた少し
居心地の異なる場所になるかなと思います。
最初は各室の壁仕上げの違いによる段差をどう処理するか!?で悩みましたが、うまく納められた
かなと思います。
玄関ホールの建具周りの造作もこれでほぼほぼ終了。
これでまだ仕上げが出来ていない玄関・ホールのプラスター左官塗りの着手できる!!
空間は小さいように思いますが収納等の凸凹(出隅入隅)があるので、さくさくと進められるかどうか(汗)
ちなみ、袖壁の開口にはちまこま喫茶の改修時に余った建具を転用してみました。
和の雰囲気の強い欄間ですが、縦に用いる事でモダンな印象になるかなと思います。
さあ、これで大工のよっちゃんは、古建具のリメイク仕事へと移ります。
わたしはリビングの垂れ壁の小幅杉板を張りつつ、左官仕事にも取り掛からなきゃです。
いや~慌ただしい。慌ただしいですが、ラストスパートなんとか乗り越えます。