都計法43条申請に向けた測量
10月に入ったというのに暑い暑い。。。
すくすくと育ったもち米もまもなく収穫となりました。
今年も稲架掛けをやって、おひさまにお米を乾かしてもらいます。
その10日ほどの期間に台風が来ない事を祈るばかり・・・(汗)
さて、猪名川町の市街化調整区域にて都市計画法43条の許可申請に取り組んでおります。
ざっくりというと、”田舎でお店をやる為の許可”という感じでしょうか。
その申請にはいろいろな書類や図面を添付する必要があるわけでして、今回はの申請は
既存の建物(居宅)を飲食店へと”用途を変更”するという許可申請になり、その既存の建物
を図面に起こす(復元)必要があります。
新築工事だと計画をしていく上で当然に揃ってくる書類や図面なんですが、既にある建物で
新築工事と同様の情報を揃えようと思うと、なかなか大変なわけでして(汗)
例えば、新築であれば測量図のどこに建物を配置するかを決めるわけですが、今回の申請
では土地のどこに建物が建っているかを測量しないといけないわけです。
幸い、猪名川町は地籍調査がかなり進んでおり、役場に申請すれば各地番の測量図(地籍成果物)
を閲覧(とコピー)させてくれるので、土地形状はその測量図の座標から復元出来ました。
で問題は建物がどこに建っているかの測量。
土地周囲の道路にある鋲から建物の角を狙って光波測量を進めていきますが、ブロック塀や樹木が
ありレーザーが遮られてしまい、どう測量をしていくかで四苦八苦・・・。
測量士さんに依頼すればスムーズだったんでしょうが、出来るだけコストを抑えようと思い、
自分で頑張ってみましたが、なかなか苦労しました(笑)
鋲から既存建物の一面が測量出来たので、その後はスケールを使って計測を進めました。
土地内には母屋と離れがあり、今回の許可申請は離れのみになりますが、もしかしたら
母屋の情報もいる??と思い、念のために母屋の計測もしておきました。
建物の測量に加え、排水配管(最終桝)の経路、雨水配管の放出先、建物の高さ、
接道する周囲道路の状況なども調査を進めました。
1時間くらいで終わるかな~と思っていましたが、結局3時間ちょっと(汗)
暮らしが営まれている建物の調査は想像以上に大変。よい経験になりました(笑)
明日からこの情報を元に復元図面を作成していこうと思います。