電気釜を守れ!!(川西市 波板屋根改修)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。
あっという間に10月。今年もあと3ヶ月か・・・早いなぁ。

さて、昨日と今日の二日間は川西市にて納屋の波板屋根の修繕(張替え)工事を実施。

納屋の中には陶芸家さんの命!?とも言える、電気窯が設置されているわけなんですが、
降雨の度に雨漏りが発生しているとの事・・・

波板も10数年の間にずいぶんと劣化しているようでしたので、全面張り替えを行う事
になりました。また、以前にDIYで組んだ下地はちょっと頼りない感じでしたので、
下地組からやり直す事にしました。

一日目は一人で向かい、翌日の材料の搬入と既存の波板屋根の撤去。
納屋の中には窯の他に資材等があり脚立が据えられない
でも、既存の屋根に乗るのはちょっとこわい、、、悩んで悩んで、簡易的な足場を組む事に。

端から一枚ずつめくっていきましたが、雨漏り補修の為か重ね張りしている部分が多く、
重ね部分をシールで接着した上に釘も打っていたので、撤去に一苦労(汗)

シール切って、釘抜いて、コツコツと進めて、夕方までに撤去は完了。

二日目は、屋根下地を組み直して、波板を張って、完成までを予定。
この日は高所作業なのと、9尺のトタン波板を扱う事もあり、大工のよっちゃんに助っ人依頼。

この日も朝からとても良いお天気。波板を撤去しているので、雨の可能性が無いのは有り難た
かったですが、、、10月とは思えないほどの陽射し(汗)あ~暑かった。。。

ツーバイフォー材で組まれた既存の躯体を用いるので、屋根勾配は躯体天端から母屋軒先までが
確保出来る高さ。作業性や材料寸法も考慮し、垂木掛けを留める位置を決定。

寸五の垂木を流し、その上に波板ビスを留める寸三を直交させて屋根下地組み。
新設した屋根下地はおおよそ1.5寸ほど。もっと勾配を取りたかったですが、今回は仕方なし。

屋根下地が組み上がったので、トタン波板(9尺)張りを開始。
屋根勾配を確保する事を優先したので、母屋の屋根と新設波板屋根との距離が狭くて、
ビス留めするのに四苦八苦(笑)

いろんな姿勢とったり、道具使ったりして、何とか留めていけましたが、10箇所ほどに
えらい労力と時間が掛かってしまいました・・・

屋根との取り合い部を終えたら、あとはさくさくとビス留めが出来たので、日が暮れる前に完成。
一日でいけるかどうか、、、と思っていたので、仕上がってひと安心。

休憩を挟みつつ、屋根工事以外に頼まれていた作業(収納棚と建具の開き変更とアンダーカット)
があったので、日が暮れるまではそちらに取り掛かり、少し作業が残ったものの、ほぼ完成。

ちょっと手直しと全体のお掃除は翌日、別現場に向かう際に寄って仕上げることに。

ふう~無事に終わってよかったよかった。これで雨でも安心してもらえると思います。
お声がけ頂き、ありがとうございました~