ちまこまの聖地?!ロマンチック開き窓も完成(猪名川町 ちまこま喫茶)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

今日はちまこま喫茶を作り上げてくれた大工の奥さんが登場!
今は”わたしたちの天使”と呼んでいるYちゃんの子育てでちょっとお休みしているそうですが、
ガラス作家の奥さんでございます。

奥さんにちまこま喫茶の現場まで来てもらって、まだ嵌められていなかった開き戸のガラスカットを
してもらいました。厚さ2mmのガラスは結構調子良く加工出来るようになったんですが、今回は厚さ
5mmのガラス、しかも、失敗出来ない(汗)ということで、プロにお願いしました。

切り出す寸法をガラスに書いていると、Yちゃんが指示してくれて(笑)

「ここやで」

「こっちはここ」

「あと上面の斜めの線はここな」

「おう、間違えんなよ」

「おし、ほな、やろかー」

と、大工のお父さんばりに僕を導いてくれました。将来有望!!

最後はお母さんがカット。
長さもあるし、厚みもあるし、わたしたちがずっと見ているし、、、
で、プレッシャーを与えてしまいましたが、加工寸法通り見事にカット大成功。

ガラスカットに集中していて、監督さんはどこ行ったかな、、、と探すと、厨房のコンロ下で休憩中でした(笑)
監督の的確な指示のお蔭で、無事にカット完了!その勢いで開き戸への嵌め込み・取り付けへと進みます。

建具の上框のビスを外し、ガラスを落とし込み、再度上框をビス留め。
外部に面する建具なので、枠とガラスの取り合いにシリコンコーキングを充填。

下屋の上に登り、丁番と窓枠をビス留め。
小さな建具ですが、5mmのガラスとなると結構重い(汗)手をプルプルさせながらも、取り付けも無事に完了!

ガラスに空が映ると、建物と空が一体化したように見えます。店内からも見上げると、空が、雲の動きが分かって、普段は何気ない
空模様をぼんやりと眺めてもらいながら、お食事やカフェをして欲しいなと思います。

そして、ちまこま店主からの”月や星が見られる場所が欲しい”という難題もうまく取り入れる事が出来たかなと思います。
居住スペースの天井の一部を蓋式にして、上部の物置に直接出られ、物置からこの開き戸を使って下屋に出る事が出来ます。

田舎なので、月も星も本当にきれいに見えるんです。工事が終わって少し時間が出来たら、ここで流星群や満月を眺めたいなと思います。
ちまこまの聖地が誕生しました。需要あるかな!?(笑)

では、また!