モザイクタイルとガス工事の仕上げ(空き家改修 猪名川町)
こんばんは。アイシンク建築設計事務所の池田です。
さて、猪名川町の空き家活用!カフェ改修工事は引き続き、厨房の内装仕上げを進めます。
前回はモザイクタイルのボンド貼りをして、表紙を剥がしたところで作業を終了。
この日ははみ出たボンドの処理をして、いよいよ目地詰め!!
っと意気込んでいましたが、作業の準備をしているところで一台の作業車が到着。
???ガス工事に手配をしていたのをすっかりと忘れていました(汗)
この日はガスコックの取付とガス漏れ検査だったのですが、、、
一箇所のガスコックがつく壁の塗り仕上げが終わっていない(汗)
他の二箇所はモザイクタイル面とキッチンパネル面だったので問題なかったので、
先にその二箇所の作業を進めてもらい、大急ぎで壁の塗り仕上げを開始する事に(笑)
今、思い返すと、すんごい早さで段取りして、撹拌して、塗りあげたな、、、と。
何とかガス屋さんをお待たせする事なく、すべてのガスコックの取付をしてもらう事が
出来ました。
最後にガス漏れのチェック。配管内にガスの供給圧力以上の圧力を加えて、ガス漏れが発生していないか
検査をしてもらいます。ガス配管もすべて新しく施工してもらったので、もちろん漏れはなし。
これでガス工事は完了。すでにプロパンガスのボンベも設置されているので、ガス使用開始の契約を
すれば、キッチンでシャワールームであたたかーいお湯を使う事が出来ます。
これでまた現代らしい機能が復活して、嬉しい。
ガスコック取付部分以外の塗り仕上げも終わらせて、午後に入ってからやっとタイル作業を再開。
モザイクタイルの間からはみ出て、目地詰めに影響しそうなボンドをカッター等で除去。
そして、少し加工が必要で歯抜けになっている箇所もあったので、グラインダーでカットして貼り付け。
そうこうしている間に日が暮れ始め、、、結局この日も夜遅くの作業となるのでした。。。
もう別日にしようかな、、、と弱気になり始めたタイミングで友神(ゆうじん)登場(笑)
とても器用な人なので、ちょっと説明するとあっという間に作業内容を理解するという特技の持ち主なのです。
そのお陰で二面あるモザイクタイルの目地入れを分担出来て、なによりもおしゃべりも出来て、楽しく作業を進める
事が出来ました。いやー本当にいつもいつもありがたい。
目地材を詰め終え、しばらくしてからスポンジでタイル面に付着した目地材を除去。
目地の白いラインがはっきりとしていく事で、モザイクタイル自体の色合いや懐かしさのある雰囲気も
伝わってくるようになるのですが、それがもう楽しくて楽しくて。
この最後の作業が”タイル貼りの醍醐味”と言えますね。
また、現場でタイル職人さんが作業しているのをたくさん見てきましたが、こうして実際にやってみると
仕上がった時の感じ方や見え方がこれまでとは異なる事にも驚きました。
異なるというか、目に入ってくる部分が増えた、そんな気がします。設計者として必要な経験かどうかは
わかりませんが(笑)改めて、タイル貼りの良さや多工程の大変さなど、知ることが出来ました。
職人さんとまではいきませんが、DIYで貼ってみるのも一つの手段だという事も分かり、提案の引き出し
が一つ増えた気がして嬉しいです。
タイル面に付着した目地材は一度では除去できないので、何度も何度もスポンジで拭き取ります。
水が冷たいですが、どんどんと仕上がっていくので、辛い感じはなし(笑)
どれくらい拭き取るのだろう、、、と疑問を持ちつつも、
モザイクタイルが浮かび上がるように感じ、自分の中で”美しい”と感じたので、そこで終了。
かなりコスパの良いモザイクタイルでしたが、厨房の良いアクセントになってくれています。
後日に木部との取り合いにコーキングをして、タイルのDIY貼りは完了となります。
次回からは、どんどんと壁の左官塗りを進めていきます!
11月中に終わるでしょうか!?ではまた!