「マンションらしさが無くて、戸建てのような印象」という感想

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こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

ついこの間3月に入ったと思っていたら、、、もう下旬。
朝晩は冷え込む事ありますが、気温も上がってきたので、SOHO横の菜園に
植える野菜苗の仕込みを始めました。

自給自足とまではいきませんが、あまり手間が掛からず、自分の好きな野菜
だけを今年も育てたいなと思います。もっと拡張して、いろいろな野菜を育て
られたら良いのですが、それはまだもう少し先ですかね(・_・;)

さて、日曜日は快晴に恵まれる中、大阪市阿倍野区にて木のマンションリノベーションのオープンハウス
を開催させて頂きました。開催を快諾して下さった施主さん、年度末のお忙しい中お越し頂いたみなさま、
本当にありがとうございました。

また、見学会の展示の為にダイニングテーブルを貸し出してくれたiei studioさんにも感謝感謝です。
ダイニングテーブルがあるだけで、プランが伝わりやすくなり、住まいらしさも増すので、本当に助かり
ました。とはいえ、今後も毎回借りるわけにもいかないので、見学会用のコンパクトなテーブルを持って
置きたいな、、、っと悩む事にもなりました。が、まあそれはまた別のお話(*_*)

ダイニングテーブルの上で灯されているペンダント照明は、今回を機に見学会用に購入。
芦屋にある”flame”という照明店さんの製品です。アルミやガラス、ファブリック等を用いた様々なデザイン
がありますが、今回は以前から気になっていたファブリック(コットン)シェードの照明をチョイス。

見学会用の照明という事で持ち運びが多くなるのでファブリック素材(コットン)であれば、破損の可能性
が少ないかなというのも選んだ理由の一つ。

オープンハウス時に設置してみましたが、コットンの生地を透過した柔らかな、そして明る過ぎない照明の灯り
がダイニング空間をほんのりと明るくしてくれて、心地の良い食卓になったように感じられました。

見学会には、仲の良い友人たちも見学に来てくれました。
昔からの友人たちの前で真面目に働くのは少し照れくさいですが、自分がやっている仕事
を見てもらえるのはとても有り難い事だなと思いました。

「マンションらしさが無くて、戸建ての感覚がする」

「動きやすくて、広く感じられて、生活がしやすいように感じた」

”戸建て住宅”で育った友人たちがマンションリノベーションをした住戸を見学して持った感想です。
シンプルですが、マンションリノベーションに求められる”本質”をついていると思います。

その感想と自分の設計とを照らし合わせると、、、

●無垢材(杉フローリング)や自然材(珪藻土仕上げ)の使用 
●各室(各空間)に開口部からの日差しが入るように配慮した設計
●シンプルな水回り動線、どの空間にも2方向からアクセス出来る動線計画
●動線上に出てこない(凹凸が出来ない)引き戸及び引き込み戸の設計
●極力、間仕切らずにワンフロアー空間とした計画

こうした設計要素が、今のマンションリノベーションに求めまられているのだろうなと、改めて認識
する機会にもなりました。住まいに対する”軸”のようなものが自分の中に築かれている事にも気づき
個人的にも実りの多い見学会となりました。

週末はいよいよお引き渡し。前日に竣工写真を撮る予定にしていますので、ファインダーを通して
仕上がったお住いとじっくり向き合ってきます。
では、またー!