塗装と左官とわたし
こんにちは。ithink建築設計事務所の池田です。
リフォーム現場に毎日入っていると、あっという間に時間が過ぎていき、、、
お引渡しまで残り一週間ほど(汗)
猪名川町の戸建て改修の現場は、だいぶ住まいらしくなってきました!
、、、が、3日後に予定を組んでいる設備機器の設置に向け、ここ数日は内装仕上げ
(塗装・左官)に必死で取り組んでおりました。
どうにもこうにも人手が足りずで、ちまこま店長に協力を依頼。
飲食業のはずですが、ちまこまのお店づくりやその他いろいろな助っ人仕事で、各種の建築作業
を経験しているので、養生の段取りや道具の扱いも手馴れております(笑)
まずは、天井の塗装からスタート。
元和室の空間は竿縁天井となっており、和風の印象を消すのと天井高さに変化をつけたかったので
既存の天井仕上げを撤去し、二階床組み(大引きの鉄骨+合板)を見せる意匠にしています。
黒の大引き鉄骨コラムと合板の素材のままでも悪くない気もしましたが、明るい印象にという事でした
ので、こちらも白く塗装する運びになりました、、、が、コラムの凸凹と合板の吸い込みでなかなか
作業が伸びず(汗)この空間の塗装に一日を費やすことに・・・
あーだこーだ言いながらもなんとか塗装完了。
白く塗装した(大引きと合板)と黒の鉄骨のコントラストがはっきりと分かれて、
鉄骨の無骨な印象が際立ったように感じます。
既存の天井ラインから上の部分の仕上げは、小幅の杉板を活用していこうと思います。
四周ぐるりと14mほど。ここも結構な時間かかるだろうなぁ。。。
ちまこま店長が元和室の塗装を頑張ってくれている間、わたくしは隣の部屋(元洋室)のクロス天井の
塗装を終わらせて、左官作業を進めていきます。
今回の左官仕上げに用いるのは、ちまこま喫茶でも使ったユートップという下塗り用のプラスター材。
コスパが良いですし、特にリフォーム工事(特にさまざまは下地が混じる築年数の古い建物)では、
適合下地の多さ(付着性の良さ)はすごく助けられます。
収縮もほとんどなく、表面硬度もあるので、慣れればすごく使いやすい素材になっています。
ユートップは骨材が配合されているので、あまり押さえずに塗っていくと、ほどよくラフな質感に
仕上がっていきます。まだ乾ききっていませんが、小幅の杉板との相性も良さげです。
この後も数日間作業入っていますが、必須すぎて写真が、、、無い(汗)
と、とりあえず、設備機器の据え付けや電気配線と絡む箇所の仕上げは出来たので、ひと段落。
最後に玄関ホールの建具枠の造作の仕上がりを待って、またプラスター左官塗り入りたいなと思います。
空間としては小さいんですが、間仕切り壁や収納の凹みなどあって壁長さにすると結構あるんですよねぇ。。。
もう一人助っ人に声かけよう・・かな(笑)