特横ブロック積み(リノベーション 能勢町)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

昨日は初夏のような暖かさとなったせいか、友人がふらりと
またふらりと現れて、楽しく賑やかな一日となりました。

が、黄砂か花粉かも賑やかだったようで、目が痒い・・・
今年は早めから漢方を服用しているので、鼻水はいくぶんマシのような。

苦しい苦しいこの季節、今年も何とか乗り越えたなと思います。

さて、少し更新が空いちゃいましたが、能勢町吉野で進めている牛小屋改修工事は、ベース打ちの
翌日に基礎ブロック積みが行われています。

今回は予算の都合でブロック基礎としましたが、出来るだけ粘りのあるものにしたかったので、
立ち上がり筋に横筋を結ぶようにしてもらっています。その為、空洞が3つある”普通”形状のブロック
ではなく、空洞3つ+横筋が入る”特横”という形状のブロックを使ってもらっています。

ブロックの値段も上がりますし、充填するモルタルの量も多くなるのですが、少しでも強くという事で
外構屋の入江さんに段取り・対応してもらいました。

端部に”隅(コーナー)”形状のブロックを先行配置して、その間を埋めるようにして、”特横”のブロックを
配置していきます。すべて既成のサイズで、、、とはいかないので、カットしたブロックを使いながら、
外構屋さんが計算をしながら並べていきます。

ベース筋と緊結した立ち上がり配筋がブロック空洞に入り、その立ち上がり配筋と横配筋を緊結。
ブロック基礎となりましたが、出来る限り粘りのある基礎となるようにしています。

ブロックとブロックのつなぎ目となる空洞にモルタルが充填され、次にその他の空洞にモルタル
が充填されていきます。その後に横配筋をしてから、ブロック天端までモルタルが充填されていきます。

22mほどの基礎ですが、結構なモルタル量となっていました。

その後に基礎と土台を緊結するアンカーボルトを設置。
現場打ちのコンクリート基礎であれば想定していた寸法通りに入れられますが、ブロックの場合
はつなぎ目やブロック空洞境部に干渉したりするので、想定通りにはいかず・・・。

その場でアンカーボルト位置を修正する必要があり、一人慌てて作業をしておりました。

最後にもう一度天端を押さえてくれて、この日の作業も無事に作業完了。
翌日から暖かな日が多かったので凍害の心配もなく、硬化している事でしょう。

今週末は加羽大工による家起こしと建て方を予定。
天候がちょっと怪しいですが、、、段取り進めていこうと思います。