柱はある?ない?着工前部分解体を実施

こんにちは。アイシンク一級建築士事務所の池田です。

梅雨入り後まもなくは雨も降らずでしたが、ここ数日は曇り・・・
雨・・・の繰り返しで梅雨らしい気候となってきましたね(汗)

ジメジメとして不快に感じる日もありますが、夏場の水不足や野菜の成長
にとっては、この時期の降雨は大切なので今年も乗り越えたいなと思います。

さて先日、リノベーション工事のプラン&打合せを進めている兵庫県猪名川町の軽量鉄骨戸建て
にて部分解体を実施させて頂きました。

職人さん二人に現場に来てもらい、既存壁の一部切り欠き(鉄骨の柱位置の確認)及び既存床の
一部切り欠き(水回り位置の変更検討)をしてもらいました。暑い中での作業、お疲れさまでした。

まずは既存壁面の切り欠きを実施。

前回の採寸・調査時に一部厚みのある壁面(住戸中央)があり、どこかしらに構造体となる
鉄骨柱がいる事が想像出来たので、物件の決済を終えたタイミングで施主さんに許可を得て
部分解体をさせて頂く事になりました。

”和室+細長いLDK”の既存の間取りを”大きなLDK”につくり直す際、、、

どこに?どんな形状?の鉄骨柱が現われるのか把握して、それをリノベーションでどう生かす
のかも計画しておきたかったので、着工前でしたが快く許可頂いた施主さんに感謝です。

部分解体の結果、一階の住戸中央の太い壁面に5本の鉄骨柱を確認。
全解体したわけではないので、壁内部を全て把握出来たわけではありませんが、決済時に売り主さん
から渡された建築図面の内容とも一致しているので、確認出来た状況でプランを進めたいなと思います。

↑の画像の”黒い部分”が軽量鉄骨造の柱。57mm角でブレースは無し。
建築図面を見る限りは、外周部と水平面のみの設置の様子。

大きな空間となるLDKに鉄骨柱は出てきますが、これまでのプランは成立する程度でなので少し安堵。

ただ、北側に集約し直した水回り(特に浴室)と鉄骨柱が干渉していそうなので、図面上に測定した柱の
位置を落とし込んで、少しプランの修正にあたりたいと思います。

1階洗面横のPS(2階トイレの排水配管スペース)にも開口を取り、内部配管位置を確認。

この位置に1階のトイレを移設したいので、”PSをどこまで縮小出来るか”、”接続予定の配管径サイズ”を確認する事が
出来て、良かったです。まだ下調べする事は残っていますが、なんとか水回りを北側に集約させたい。

1階トイレの床面にも大工さんに開口を取ってもらい、既存配管の位置を確認しています。

トイレの北側への移設(現状は西側)は決定事項として、排水経路をどう取るか。
方法はいろいろと有るようなので、その選択肢はベターなのかよく検討したいなと思います。

7月下旬にはリノベーション工事の着工を予定しているので、急ぎパース作成進めなきゃです。
どこにリノベーション改修のポイントをおくのか、少し悩んでいる事もありますが、施主さんと
上手く意思の疎通を図っていければなと思います。

ではでは、また進捗お知らせ出来ればなと思います。