珪藻土左官仕上げの質感(大阪市 マンションリフォーム)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

随分と寒くなってきましたね。。。
また寒い寒い毎日がやってくるかと思うと、、、辛い(・_・;)

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さて、今日は内装工事が進む大阪市淀川区のリノベーション現場の監理。
現場では職人さんが、珪藻土(日本ケイソウ土建のエコクイーン)の左官塗り中。

硬化材として消石灰を含んでいるので乾燥が早く、施工面に照明を当てながら作業をする事で
塗りムラが発生していないか、常に気をつけながらの施工となります。

また、昔の日本家屋のように真壁つくり(柱が見えている)ではありませんので、左官塗りの
区切りとなる箇所が少ない上に、この現場では枠造作を極力少なくする事で施工費を抑えていま
したので、左官屋さんは一気に塗り上げる必要があり、本当に大変だったと思います。

ま、現場の仕上がりを見ていると、そんな心配いらない?っと思うほど、良い仕上がり。
少し珪藻土顆粒の大きなタイプを選んでいたのですが、塗りあがった面をよーく見ると、微妙な
凹凸があり、塗り壁らしさを感じられる仕上がりになったかなと思います。

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ウォークスルークローゼットから洗面脱衣室を見た様子。
まだ珪藻土は乾ききっていないので、本仕上がりより少し濃い印象になりますが、それでも
壁・天井面が白っぽい色合いに仕上がると明るく、清潔感のある空間に感じるようになりますね。

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ご主人の寝室のみ、少し濃い色合い(ベーシュ寄り)の珪藻土で仕上げています。

もうすこし白っぽい色合いに仕上がるその他の空間とは、収納内部に見切りのアルミアングル
を仕込む事で、珪藻土の塗り分けをしてもらっています。

それぞれの色をサンプル(10cm角くらい)で、単独で見ているとどちらも白っぽく見えて
くるのですが、こうして実際に仕上がった面が並ぶと、結構な差がありますね。

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ペニンシュラ型のキッチンカウンター横に張った美濃焼きのモザイクタイルとの相性も良さげ。
タイルのチリ(出っ張り)を少し大きく出しておく事で、フラットに仕上がっています。

珪藻土の左官塗りも今日でほぼ終えていましたので、これで内装工事も終わりが見えてきました。
後は照明や設備機器の取付けをし、養生の撤去、建具取り込み、ワックス仕上げと続きます。

ここから一気にお住いらしく変わっていくますので、ご期待くださいませ。

窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
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