こんにちは、i think建築設計事務所の池田です。

本日は、木のマンションリノベーション工事の大詰めを迎えた
大阪市淀川区の現場監理に行ってきました。

現場から”木の住まい”に一気に変わる、この工事工程が一番愉しく
感じられます。自分がイメージしていた通りに出来上がっているか、
ワクワクドキドキの時間でもあります。(もちろん大きな差はないのでご安心を)

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LDKを正面から見た様子です。

天井面への照明など設備機器の取付を出来るだけ排除する事で、水平(横のライン)が強調された
かなと思います。乾式二重床で床高さが上がる分、天井高さは230センチほどですが、圧迫感は
感じられません。

今回は、施主さんのご要望で間接照明を設けて天井・壁との境界をあいまいに感じられるように
してみましたが、羽目板を張ったり、壁と天井の仕上げ色を変えたりする事でも広がりを感じられた
かなと思います。それはまた次回にどこかで^_^

また、LDKから玄関までの生活動線・通風経路がシンプルに一直線に繋がっている事が分かります。
各室への出入りは全て引き戸・引込み戸になっていますので、開閉時も廊下はすっきりとしています。

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玄関からLDKを見た様子です。

玄関・廊下は天井空間にキッチンや洗面・トイレの排気配管が通っているので、天井高さを
ぐっと抑えています。(それでも218センチほどありますが)

もっと天井の高い玄関・廊下がいい!っという声もあるかもしれませんが、天井高さを抑える
事で、建具を床から天井までの大きさにする事が出来、垂れ壁や建具用の枠材なども省く事が出来ます。

小さな事ですが、建具高さを統一する事で仕上がり時の見た目もすっきりとしますし、枠の造作手間
(費用)を抑える事が出来ます。

こちらのお住まいは廊下・トイレ・洗面が218センチの天井高さ、その他の居室は230センチほど。
マンションは梁などで室内の凹凸が多くなりますので、高さ設定は出来るだけシンプルにする事を心がけます。

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既存開口部の三箇所すべてに、ガラス面からの熱損失、結露を防ぐ樹脂製の内窓が設置されていました。

また、新御堂筋という大阪でも交通量の多い幹線道路が近くに走っていますが、既存サッシと内窓を
閉めればほぼ無音。お住まいの温熱環境の改善、断熱補強として提案する事が多いですが、この防音
性能も内窓を設置するメリットの一つになってきます。

樹脂枠も数年前よりも年々、質がよくなってきているように感じます。
普及し始めた当初は、樹脂管丸出し、、、っという感じでしたが、よく使うグレー色などは
かなり良い色合い・風合いになってきていて驚きました。

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よく使う簡易な”ソケット+ボール電球(白熱球)”の組み合わせ。

乾燥が進み、落ち着いてきた珪藻土壁の質感も分かるようになりました。
少し大きな(大体1ミリほど)の珪藻土細粒を混合した塗材でしたので、
普段よりも凹凸ががある肌合いに感じられます。

少しの凹凸ですが、こうして照明が当たると、珪藻土壁ならではの質感の良さが
感じられます。

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LDKのLED間接照明も設置されています。

間接照明の器具が載る面は、”器具面は見えず”でも、”ラインは壁のように薄く”っと
いうのを大工の藤川さんに相談して、実現してもらいました。

全体的に建具の枠も少ないした設計で、シンプルにシンプルに、、、っと考えていたので、
こうしたところでも徹底して、見た目のシンプルさにこだわりました。

設計、見た目の寸法を揃えておく事で間接照明の消灯時でも、器具スペースという存在感
も薄くなりますので、小さな事ですがこうした積み重ねが大事になってくるかなと思っています。

次は室内の美装工事といったところ。杉フローリングの養生が撤去されるので、楽しみにして
向かいたいと思います。では、また進捗お知らせいたします!

 

窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
完成写真はこちら↓の画像をクリックしてください。


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