マンションリフォームの肝、遮音乾式二重床(無垢フローリング 大阪)
こんにちは、i think建築設計事務所の池田です。
猪名川町の戸建てリフォーム、伊丹市・三田市のマンションリノベーション工事の
ご契約&着工に向けて、ドタバタとしております。。。
秋野菜、、、植えなきゃいけないのに、、、
なんて事言うてる場合ではなくなってきました(笑)
さて、今日は大阪市淀川区で進む木のマンションリノベーション現場へ。
解体工事を終えて、すっきりとした住戸内にマンションリフォーム・リノベーションの肝とも
言える、遮音乾式二重床の施工が進められています。
遮音乾式二重床はいくつかメーカーさんがありますが、今回もタケムラ工業のジャストフロア。
性能へのこだわりはもちろんですが、信州桧の間伐材を使ったパネル材(二重床の部材)からは
桧特有の爽やかな香りが漂います。
今日で2/3ほどの施工が完了。後は玄関周りと床高さが上がる(排水空間の確保)洗面を残すのみ。
大工の藤川さんも他メーカーの乾式二重床の施工経験があったようで、順調に施工を進めてくれている、
様子でした。
高圧木毛(桧間伐材)板のパネルには”タケムラ ジャストフロアー”の印字。
こちらがわが表面になっていて、研磨が掛けられています。
一枚のサイズは453×1820ミリ。
重さが、、、一枚20キログラム。他メーカーとの一番の大きな違いがこの重さ(強度)ですね。
加えて、支持脚(ゴム脚)の設置本数が他メーカーと比べて多い為、乾式二重床面の強度・剛性が
向上し、遮音効果の高い柔らかなゴムを使う事が出来る事で高い遮音性能を確保出来ています。
その他にもいろいろな仕組み・工夫、施工ルールがあり、しっかりと研究・実験された製品だと思います。
こちらは上で出てきた支持脚につける遮音ゴム。
この二つ、同じようで役割が全然違います。
左側の放射状のような模様のゴムは、躯体際や間仕切り壁下、荷重が掛かる下などに設置する
通称”たわみ防止ゴム”(ゴム硬度で言うと75度)です。
右側の3つの凸部があるゴムは、歩行の衝撃音を減衰させる通称”遮音ゴム”(ゴム硬度で言うと
45度)です。
他にもピアノなどの重量物などを置く場合に用いる支持脚もありますが、基本はkの二つの支持脚
(ゴム脚)を使い分けてもらっています。
このゴム硬度の組み合わせのジャストフロアーに杉フローリング30ミリ厚を張る事で⊿LL(Ⅱ)-4
(≒推定LL-45等級)を確保しています。
合板捨て貼り一枚 + 石膏ボード12ミリ二枚(直行張り)を加える事で⊿LL(Ⅱ)-5
(≒推定LL-50等級)の要求にも対応する事が出来ます。
今日の現場確認では、そのタケムラ工業の幹乾式遮音二重床が施工要領書(パネル長さ・割付等)
通りに進められているかも、チェックさせてもらいました。
安心してください。問題ありませんでしたよ!
っという事で、残りの施工も安心して任せる事が出来ます。藤川さん引き続き、よろしくお願いします。
大工の藤川さん(タイガースの藤川球児さんが全盛期の時はよくいじられたらしい)の後ろ姿。
※決して、現場監督の中島さんに怒られているわけではありません(笑)
私と同世代との事でしたが、テキパキ動くし、喋ってもハキハキしてるし、、、反省しよ(笑)
明日は、この乾式遮音二重床の上に張られる、杉フローリングが搬入されます。
いつもお世話になっている、奈良県吉野の丸岡材木さんの厚み30ミリの赤勝ち杉フローリングです。
中低温でしっかりと乾燥されつつも、杉の赤みがしっかりと残っています。
独立した時に、自分なりのスタイルを、、、っと考えましたが、このフローリングからは離れられない
なと、、、思っています。
丸岡の岡本さん!搬入よろしくお願いします。
窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
完成写真はこちら↓の画像をクリックしてください。