マンションのスケルトン解体(大阪市 リノベーション)

こんにちは、アイシンク建築設計事務所の池田です。

ここ最近、お日さまを見ていないような、、、
雨・曇りが続いていますが、また台風もくるそうで、、、

早く畑を耕さないと秋・冬野菜を植えられないので、、、
特にこの時期は少し遅れるだけで、収穫量に差が大きく出るそうなので、、、焦る。

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さて、本業のお話をさせてください(笑)

前回、ブログでご紹介した大阪市東淀川区のマンションリノベーションは解体工事四日目。
コンクリートに吹き付けられた発泡断熱材+石膏ボードを残し、ほぼスケルトンの状態に戻りました。

コンクリートの躯体の他、電気配線、給排水配管、換気ダクト配管なども見られるようになりました。

このタイミングで、これまで進めてきた計画通りの施工が可能かどうか、照合&チェックしましたが、
ほぼ問題は無しのようで少しほっとしました。

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外部(共用廊下・メーターボックス)からの給水給湯・ガス等の配管の取り込み位置を
室内側から見るとこういった状態になっています。

水・湯・高温の湯・ガス配管、計四つの配管が壁際から室内に入り、天井→水回りへと配管されています。

ガス配管は劣化が少ない(っという事と、配管費用が高い)事もあって、既存配管を利用する
事もありますが、基本的に専有部分の配管はすべて新しい物に取替えというスタンスです。

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こちらは換気ダクト。左の太い方がキッチンのレンジフード。右が浴室とトイレの換気扇。
レンジフードの方が送風量が大きいので、配管も直径15センチと太い物が使われています。

こちらも給水給湯配管と同様に、新しく取替えをしてもらいます。
また、もう少し持ち上げて(天井のコンクリートに近づけて)配管する事が出来そうでしたので、
廊下の天井高さを出来るだけ高く確保してもらうように打ち合わせしておきました。

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上下階を貫く、竪配管の位置を確認しているところです。

採寸時は壁で囲まれていますので、はっきりとした位置は分からないんですよね、、、

なので、プラン時は出来るだけ安全側(スペースを大きく取ったり)にみているので、
解体後に実寸法を測って、出来るだけ無駄なスペースが出来ないように修正を行うようにしています。

ま、そんなに大きくは変わらないんですが、少しでも住空間を確保しておきたいですからね。

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今日の現場打ち合わせには、藏家の居藏さん・中島さんが来てくれました。

継続的に無垢材・自然素材を使った大規模なマンションリノベーション工事を
請け負われている事もあり、工事を進めるにあたってとても頼もしい存在です。

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藏家さんとの打ち合わせも終えて、解体屋さんの作業を見ていたのですが、
丁寧に作業してくれているなーっと。

遮音フローリングのスポンジ跡まできれいに剥がしてくれていました。

あれ、かなり指先に力がいるので、思っているより大変なんですよね、、、
見えなくなる部分も丁寧に作業してくれるのは、本当に有難い事です。

解体後は墨出し、そしてタケムラ工業の乾式遮音二重床の施工へと進みます。

 

窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
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