現場にて造作部仕上がりイメージを共有

こんにちは。i think建築設計事務所の池田です。
10月に入って秋の気配が漂ってきてはいるものの、山の緑は深く、まだまだ暑い。

さて、8月から始まった木のマンションリノベーションも約二ヶ月が経過したところ。
壁、天井の下地も終え、ここからは窓枠や建具枠等の造作が進んでいきます。

ぱっと見の変化は少なくなりますが、枠と枠が取り合う箇所も多いので、じっくりと作業して
いってもらいたいと思います。

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今回の現場確認には施主さんご夫婦にもご足労頂き、リノベーション工事の進捗をご説明。
っと言っても、この段階ではまだ仕上がりのイメージも湧いてきませんし、確認作業が主になります。

また、前回のブログでも登場した米ツガの枠材、カウンターのタモ材、背もたれの栗材などの
造作材も見てもらい、木目や色合い、無垢材の厚みを実際に見て確認してもらいました。

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なかなか厄介ないや、手応えのある南側掃き出し窓周りの造作に用いる、米ツガの雇い実板も
現場に入ってきていました。

まだ製材したばかりで白っぽく見えますが、日に焼けると艶のあるきれいな茶色に仕上がっていき
、今以上に住まいに馴染んでいくのも愉しみの一つですね。

窓枠部の造作には”長い材”や”巾の広い材”が必要になりますので、現場にてこの雇い実板を組み
合わせて、必要な長さや巾となるように加工して使うようになっています。

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窓際の造作ベンチについて、現場監督さんと詳細な打合せ。
既製の掃き出し窓や石膏ボード面の現状を把握しつつ、新しく設ける内窓や断熱ブラインドが
どのように設置出来るかを確認。修正がある場合、ベンチの座面寸法や窓枠の出幅とも連動
した調整が必要になってくるので、ここは少し時間を掛けて打合せを行うようにしました。

その成果もあって、窓枠の良さげな納まりが出てきまして、その形で施工をお願いしました。
これでまた仕上がりの楽しみな箇所が一つ増えました。引き続き、よろしくお願いします!

では、またーっ!

窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
完成写真はこちら↓の画像をクリックしてください。

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