ひと工夫で窓際の雰囲気を刷新

みなさん、こんにちは。
アイシンク建築設計事務所の池田です。

先日の現場お打合せ&監理から4日。今日はハーフユニットバスが据えられるとの事でして、
特に私が行って何かをする、っというわけではないのですが、気になって気になって。。。
急遽、現場確認に行って参りました(笑)

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現場ではユニット屋さん(設備屋さん)がハーフユニットバスの施工中。
間仕切り壁などとのクリアランス(隙間)も西村大工さんが指示してくれていたようで、順調に
進んでいたご様子。

私が確認したかったのは、ハーフユニットバスというよりも浴槽から見える風景。
そして、既存の掃き出し窓との関係性、距離。イメージ通りで良い仕上がりになりそうです。

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南側(LDK+小リビング)に面する既製の掃き出し窓周りの造作も進んでいます。

マンションの開口部は共用部にあたりますので、基本的に全面リノベーションでも触る事は出来ません。
管理組合によっては、ガラスの種類を変えたり、フィルムを貼ったりは出来る事も有りですが、、、

どんなに間取りを、素材を変えても、既製の開口部はそのままとなってしまうので、その周りを
造作(収納やベンチ)等と一緒に計画する事で、窓周りの雰囲気と刷新するように心掛けています。

と言葉で書くのは、計画するのは良いのですが、それをカタチにつくりあげる大工さんは大変(汗)
出来るだけシンプルなカタチに刷新したいので、分断された開口部のラインを揃えたりするのですが、
微妙に高さがズレていたり、壁の出幅が違ったりと想像以上に手間が掛かる箇所とも言えます。

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そんな心配をしながらも、既製窓との取り合いがたくさんの造作ベンチを計画したりしてます。

既製窓と内窓・断熱ブラインド、座面や背もたれ等のベンチ部材、窓枠、そして既存のGL壁が
取合いますので、とても複雑な造作となっています。

仕上がりがとっても楽しみ箇所でありながら、心配な箇所でもあるわけなので、西村大工さん
には何とか頑張ってもらおうと思います。

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現場に向かった時に西村大工は、3枚建ての窓枠造作中。
既製の上窓枠とその上に架かる梁の高さに差があったのせ、窓上枠を二段にして設ける事で、
断熱ブラインドの引き溜まりスペースとして計画しています。

小さな事に思えますが、ぱっと見のラインが減り、よりすっきりとした印象の空間になるはず。
ただ、枠と枠との取り合いが多くなるので、底目地を取ってもらう事で野暮ったさを軽減。

全体的なラインを揃える事ですっきりとした印象になるものの、大工さんとしては緩衝する場が
無いわけですので、本当に気の使う造作だと思います。西村大工さんに頑張ってもらいましょう^_^

では、またー!