玄関ホールの化粧柱と梁を確認

 大工工事が進む、西宮市山手のマンションリノベーション現場へ。

現場は間仕切り壁や天井下地の造作が進む中、玄関ホールの杉芯去り化粧柱・梁の材&据付の
チェックをして来ました。次の現場監理はもう少し先かな、、、っと思っていたのですが、
住まいの顔でもある玄関ホールに据える柱と梁を見ないわけにはいかない(笑)

そんなわけで急遽、西宮市の現場へ向けて車を飛ばしたのです。

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まず、玄関ホールに組み上げる柱や梁は、当然ながらマンションを支えるわけではありません(笑)
120mm角の立派な材を使っていると聞かれたりしますが、あくまで意匠的な使い方です。

今回は、建具周りの”鴨居”や”戸当り”としての役割もあり、梁材への加工(溝じゃくり)や間仕
切り壁との納まりもあるので、枠図面を確認しながら西村大工さんと打合せをしてきました。

ちなみに、建具の枠納まり図は原寸(S=1/1)で作図。細かな部分なので大きく見られる
ようにという事と、現場との照合が出来るように原寸で描くようにしています。
いつもA3用紙いっぱいになりますし、印刷枚数も増えますが、分かりやすさ重視です。

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化粧柱及び梁は、杉の床フローリングをお願いしている奈良県吉野の丸岡材木さんに発注。
こうして木口を観察していると、大きな径の材木から四角形に製材されたのが分かります。

一般的な柱材ですと、一本の木を製材して↑の画像のような四角形にするので、中心に芯
があり、乾燥が進むと円周方向に収縮が進み、割れが発生してしまいます。
材木としてはごくごく当然の現象なのですが、今回は建具と干渉する事、ほぼすべての面が
見えてくる事が合ったので割れの無い”芯去り材”を指定させてもらいました。

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芯去り材は赤い部分(芯材)と白い部分(辺材)があり、それをどのように見せるかを、西村
大工と現場で実際に柱を据えながら、打合せをして来ました。

長い時間を掛けて、色合いも揃っていくのですが、あーだこーだ言いながら柱をくるくる回して
見栄えの良い組み合わせがどれか、西村大工に意見を聞きながら決めてきました。

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マンションの中に杉の柱が(まだ固定されていませんが)立ちました(笑)

次回の現場確認時には、すべて組み上がったところが見られるでしょうかね。
立派な見た目と重苦しさは紙一重のように思うので、組み上がりを見てどう感じるか、、、
楽しみであり、、、(パースで何度もイメージしたけど)不安でもあったりします(・_・;)

窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
完成写真はこちら↓の画像をクリックしてください。

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