猪名川町の戸建てリノベ現場は、

前回の現場監理から10日ほどが経過。
小島さんによる大工工事を終え、在来浴室のタイル張り、大型の洗面器やトイレの
据え付け、建具の吊り込みへと進み、一気にお住まいらしくなっております。

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TOTOの大型洗面器(SK106)と壁付き水栓

今回は物件タイトルにもあるように、DIYを存分に愉しむ住まいですので、洗面器は
通常の物よりもかなり大型も製品を提案・設置をさせてもらいました。

刃物と研いだり、塗料を塗った筆を洗ったりするでしょうから、DIY好きの方にとって
は使い勝手の良い製品かなと思います。

調べているとこの少し無骨なデザインが可愛らしくもあるようで、一般家庭の洗面器と
しても使用される事もあるようです。確かに間口は広いですし、深さもあって洗い物も
しやすそうですもんね。

ただ、奥行きもかなり一般的な洗面器より広くなっているので、水栓の選択は悩む事が
あるかなと思います。今回は同じくTOTOの浴槽水栓を洗面に取り付けています。

ちなみに、今回はシナ共芯合板をカウンターにしていますので、最後に自然オイル系の
撥水性の高い塗料を塗布して、水シミなどが目立ちにくいようにしようと思います。

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開放的な空間を演出する、引き分けの框引込み戸

この現場に初めてお邪魔した時に感じたのは、LDKの掃き出し窓の外に広がる
”猪名川町らしい”里山の風景の爽快さ。

それをもっとシンプルに、大胆に住まいに取り込みたいと思い、掃き出し窓から
玄関までの壁や視線のラインを揃え直して、素晴らしい風景を今まで以上に感じ
られるように設計し直しました。

さすがにこの時期は玄関(北面)からの冷え込みがあるので、開放する事は無いと
思いますが、里山が青々とする時期には建具を開け放ち、この風景が出迎えてくれる
んじゃないかなと思います。

普段は破損・飛散の事を考慮して、色の入ったポリカを用いる事が多いですが、今回は
透明度が重要でしたので、框間には透明ガラスが落とし込まれています。

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杉の羽目板壁で開放的な住空間に溜まりをつくる

手狭だったLDKと和室に分かれていた空間の間仕切りと取り払い、大きく開放的な
LDK空間に間取りのリノベーションを行いました。

一つの空間に対する開口部も多くなり、開放的になると同時に明るくもなりますが、
拠り所というか、どこかに落ち着ける、”溜まり”のような居場所を確保したいなと
思い、開口部が少なかった西側の壁面をフローリングと同じ、奈良県吉野の杉材張り
の仕上げとしていました。

ちなみに、壁面の杉材は目線に近い事もあるので、節が小さく・少ないグレードにする
ように指示していました。ダウンライトの明かりと相まって、上品さが漂う仕上がりに
なったように思います。

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既存の三角天窓を生かす、在来タイル浴室へのつくりかえ

以前のブログでFRP防水まではお伝えした在来浴室は、ホワイトマットの15センチ角
のタイルが張られ、洗い場水栓・浴槽水栓が取付けられて、無事に完成。

従来の浴室は、長さ130センチ、幅210センチ(浴槽80センチ・洗い場130センチ)
ほどで、洗い場がえらく大きく設計されていましたが、今回のリノベーション工事で長さ
130センチ 幅160センチ(浴槽75センチ・洗い場85センチ)のコンパクト
な浴室につくり変えられました。

既存の三角天窓からの視線の抜け(空が見えます)、安定した日射が入る事で清潔感もあり、
ここも実際の容積以上に広がりのある空間に仕上がったように思います。

誰が一番フロに入るのか、これもまた気になるところ(笑)

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洗濯機上の空間にもう一つの役割を

浴室をコンパクトにつくり変えた事で、洗面⇔LDK(キッチン)へと続く、生活動線を
新たに設ける事が出来ました。南北の開口部もつながりますので、熱気・湿気も籠もら
ず、外部に流出しやすくなるかなと思います。

洗濯パンは、コンパクトにつくりかえた事で出来たスペースに設置。
こちらの空間でも三角天窓を取り込んでいますので、柔らかな日射が入り込んでいます。

設計段階から「洗濯機の為だけにこの空間を使うのはモッタイナイよな、、、」っと思い、
この洗濯パンに仕掛けをする事で、もうひとつの役割を持たせています。

仕掛けと言えるほどの事ではありませんが、杉床を差し込めるガイドをつくってもらい
洗濯機上に簡易の床が出来るようにしてもらいました。

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洗面から正面に見ると、こうした様子。
私だけは(設計したんだから当然ですが)着工前から、このイメージが頭にあった
ので、この仕上がりに出会えた時はとても嬉しかった(笑)

将来、まだ自分の部屋を与えられていないくらいの小さなお子さん(たぶん男の子)が
このスペースを”自分の部屋”っと言って、篭ってくれていたらオジサンは嬉しいです(笑)

全体のリノベーション工事で言うと”オマケ”の空間になりますが、私的にはツボでございます。

DIY塗装後のクリーニングと廃棄品の片付けなどを残すのみとなり、工務店さんによる工程は
ほぼ終わり。そう、つまりこのリノベ工事がいつ終わるかは、私たちのDIY塗装のスピード次第
という事です(・_・;)


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