合板底目張りのDIY塗装(猪名川町 戸建リフォーム)
猪名川町の戸建リフォームも進み、今回の現場打合せでは、DIY塗装の確認を行いました。
12月からは工務店の工事と同時進行で、このセルフ塗装工事を進めさせてもらいます。
施主の甥っ子や姪っ子たちも参加するとの事で、ちょっとしたイベントみたいになりそうです。
なかなか家の壁や天井を塗られる事もないでしょうし、小さなお子さんたちには目一杯頑張って
もらう事としましょう。報酬は施主のおじちゃんからもらってね(笑)
DIY塗りを考慮したラワン合板の底目下地
今回は打合せ時の段階から壁・天井のセルフ塗装工事の話をしていました。
石膏ボードの突き付け部やビス留め箇所はどうしても凹凸が発生し、パテ処理の必要が出てきますので、
その作業が必要ないように、下地をラワン合板貼りとし、突付け部は3ミリの底目を取る事でパテ処理
をしなくて良いようにしています。
内装仕上げのクロス貼り、塗装も、左官塗りもですが、凹凸なくきれいに仕上がるように行う下地作業、
特にこのパテ処理が本当に大変なわけです。
以前に機会があって、自分でやってみた事がありますが、職人さんたちのようなスピードではもちろん
出来ませんし、凹凸をなくすのもやってみると難しい、、、
DIY、セルフ工事の場合は、この作業を省いていく事が必須と考え、ラワン合板の底目張りの下地で
施工をしてもらう事にしました。
まぁ、、、ラワン合板は比較的安価な部類と言っても、石膏ボードよりは高いので下地面積が大きくなって
くると、内装仕上げ工事の減額効果が薄らいできてしまうかもしれません。
水性塗料のローラー仕上げのイメージ確認
色合いはホワイト系のイメージでいましたが、ホワイト系と言っても艶の有り・無し、
ちょっとグレーが入っていたり、ベーシュが入っていたりと微妙な違いですがさまざま。
今回、二階の床仕上げは初めての試み、ラワン合板を用いたフローリング張り仕上げ。
(ラワン合板のフローリング張りついては詳しくご紹介します)
いろいろと試してみましたが、純粋なホワイト、また艶なしの水性塗料で仕上げた方が
下地の木目がうっすらと残り、床面との相性が良く感じましたので、今回のセルフ塗装
では、”ホワイト・艶なし”塗料で仕上げる事になりました。
画像は、ラワン合板底目張りに塗ってみたサンプル。
仕上がり時のイメージを見たかったので、ラワンフローリングにはクリアー塗装済みです。
リノベーション工事の費用・予算の事もありますが、カメラマンをしている施主さんの
スタジオとしての利用を想定していますので、少し大胆な仕上げを提案してみています。
ラワン(合板)フローリングの仕上げ塗料の検討
以前のブログでも少し紹介させてもらっていますが、この猪名川町の戸建てリフォームの
二階はラワンフローリング張り仕上げとしています。一階はいつもの杉フローリングです。
ラワンフローリング仕上げ、、、と言っても、元は合板なので90センチ×180センチのサイズ。
それを15センチ幅にカット・面取りしてもらう事で、フローリング(風?)に仕上げてもらっています。
ラワン?っと聞くと、下地材をイメージする方もいると思いますが、散孔材なのでしっかりと寄れば
落ち着いた優しい木目のもので揃える事が出来ると思います。
ラワン合板は製造時に原木をロータリーレースで(桂剥きみたいな)加工しているので、色合いも
寄れば、赤み・白目を選ぶ事が出来ると思います、
今回は、施主さんの好みもあり、白目のものを段取りしてもらいました。
素地のままだと、淡灰色。塗装を施すとも淡い黄色が入った褐色のようになりました。
ラワンフローリングの仕上げ塗料(オスモ・リボス)も検討
ラワンフローリング張りとした二階は、スタジオとしての利用もあるとの事でしたので、
浸透性のオイル塗料の方がメンテナンスが行いやすいのかなと思い、試したりしています。
浸透性オイル塗料の有名どころだと、オスモかリボス。
手元に以前もらった各社のサンプル塗料があったので、塗ったりしてみましたが、成分の違いか
リボスの方がちょっと赤みが強くなったように感じます。撥水はどちらも同じ感じかな。
ぱっと見の仕上がりだと、いつも杉フローリングの仕上げに使っているミツロウワックスで
良いのだと思いますが、”スタジオ利用”+”合板”っという事で少し悩ませます。
塗料費用の事もありますし、もう少し悩む事になりそうです。
在来工法、タイル張りの浴室もだいぶ形になってきました!
既存の天窓との取り合いが大変そうですが、このリノベ現場の見どころになるでしょうから
職人さん、よろしくお願いしますね!