基礎配筋(能勢町 市街化調整区域)
前回のブログ「捨てコンしかでした」事件から早一週間。
基礎の配筋が終えたので、早速チェックに能勢町の現場へ。
捨てコンの上に、基礎鉄筋が組まれています。
今回は住居と異なり床組のない工場ですので、基礎高さはGLから20cmに設計しているので、
ぱっと見はかなり低く感じられます。
この配筋を終えた段階で現場監督の井元さんは再度、基礎全体の矩手(直角)チェック。
ポイントにトランシットを据えて直角、そして念の為、全ての距離を計測しましたが、
問題なし。コンクリート打ってしまってからだと、もうどうにもなりませんからね。。。
それにしても何もないところに、mm単位の精度でものをつくるってすごいな、と改めて思います。
わたくしは、配筋された鉄筋の径やピッチをスケールで確認。
車が乗り入れする開口部の寸法も測っておきましたが、こちらも問題なしでひと安心。
GLが50cmほど下がった道路側は深基礎になっており、これが基礎予算を押し上げているわけです(汗)
とはいえ、既存のコンクリ土間(おおよそ300㎡)を撤去・処分する予算と比べると、建築位置を
道路側にして、一部深基礎とする方がコストが抑えられたわけです、、、。
道路側に建物が寄りますが、平屋片流れ屋根の水下側ですし、前面道路も6mほどありますので道路斜線は問題なし。
東側に開けていたこれまでよりも開放感は少しなくなるかもですが、新たな配置計画では山側を向いた、、、
閉鎖的というかなんというか、こちらにいる方々の世界観たっぷりの空間になるんじゃないかなと思います。
配筋チェックの傍ら、基礎ベースの型枠設置が進められています。
二人の大工さんが奏でる”トントンカンカン”という小気味よいリズムがより一層
建築の現場感を強めてくれます。
住宅のような凸凹はなくシンプルな形状ですので、昼過ぎには半分以上終えていた様子。
今日中にはすべて終えるかなと思います。
ではまた!