解体を終えた現場にてお打合せ(西宮市 マンションリノベーション)
こんにちは、アイシンク建築設計事務所の池田です。
暑いですねぇ。暑さには強いと思っていましたが、今年は体重増のせいかバテます(・_・;)
体重計には随分と乗っていませんが、おそらく夢の?90kgも近いんじゃないかと予想。。。
運動しやすい(寒いの苦手なので冬は運動しない)この時期に何とか少しでも戻しておきたいところ。
さて、今月の初旬、西宮市の山手にて木のマンションリノベーションが始まっています。
お盆までには解体工事を終えられるかな、、、っと思っていましたが作業が残り、お盆明けに残りの
解体工事が進められ、無事↑の画像のような、スケルトン(外壁PB+吹付け断熱残し)の状態へ。
同じ69㎡であっても間仕切り壁が取り払われた一つの空間となると、狭く感じたりするんですよね。
さすがに私はもう慣れましたが、施主さんはスケルトンになった空間と見て、愕然とされる方もいたり。
今回は角部屋という事もあり、開口部が多く視線が外部に抜けやすかったので、スケルトンになっても
狭さはあまり感じなかったように思いました。
少し細かなところ、その1。
竣工図及び採寸・調査時に、洗面・浴室の範囲はバリアフリーとする為に躯体が下げてつくられている
事が判明。ただ、詳細な下り寸法は確認出来ていなかったので、乾式二重床図の作成の為に現況の寸法
を当たっておきました。
また、乾式二重床の施工時のブログでもご紹介する事になると思いますが、こうした段差の異なる部分は
長いボルトを用いて対応していく事になるので、発注時に段差寸法を把握しておく必要があります。
廊下(元基準FL)と玄関土間は、7cmほどの段差。
こちらは躯体下りではなく、表面を平滑にする為、シンダーコンクリート(軽量コンクリート)で躯体
の上に嵩上げを行った状態。
リノベーションで玄関土間を北側(元洋室)に拡張するので、この段差はちょっと厄介かも(・_・;)
全体を斜めに均すか、部分的な勾配をつくるか、、、どちらかの施工になるでしょうかね。
もう少しリノベーション工事が進んだ段階で監督さんにも相談してみようと思います。
玄関土間(大理石が貼られていた)と玄関ドアの沓摺(下枠)とは2cmほどの段差。
モルタル均しで仕上げる計画ですので、こちらは問題無し。
大理石の裏面に貼られたいたであろう緩衝スポンジがしっかりとスラブ面に残っていますが、
さすがこれは取らないとモルタルを均せないでしょうね。。。
汚水排水竪管、雑排水(洗面・洗濯パン・浴槽)竪管も露出された状態に。
”竪管の排水接続口の高さ”と”新しい排水経路”を確認し、問題なく施工出来そうな様子。
既存の給排水配管は可能な限り取替し、給水給湯配管は接続部からの水漏れリスクが小さい樹脂配管
を用いるようにしています。
このような状況をざっくりとお話してから、作成してきた展開図のご説明。
進むに連れて多少の修正や調整が出て来るとは思いますが、大きな修正は無く進める事が出来そうです。
マンションリノベーションの施工図の中で一番時間の掛かる展開図を描き終え、次は建具とその枠周り
の納まり図、そして造作キッチンや造作ベンチ等の詳細図の作成をぐいぐいと進めて行きます。
ランプシェードの計画もなんとか進めないといけませんし、マンションリノベーションの道筋は見えて
きましたが、やる事はまだたくさん。気を抜かず、追い込んでいきたいなと思います。
ふと外に目をやると、夏らしく真っ青な空にもこものとした入道雲で爽快な景色。
この景色を堪能出来る木の住まいになるよう、引き続き頑張りましょう。
では、また現場向かいましたら、ブログでお知らせします!では、またーっ!
窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
完成写真はこちら↓の画像をクリックしてください。