無垢の杉フローリング張り工事(部分リフォーム 西宮市)

解体工事を終えた後は、杉フローリング(とそのフローリング下地)張り工事に移ります。
※全面リフォームの場合は、解体工事⇒電気配線&給排水配管の仕込み⇒乾式二重床工事となります。

杉フローリングを張り出す前に、乾式二重床の段差を処理(フラットに)する必要がありましたので、
合板を加工し凹部分に嵌めていく感じで床下地の造作を進めていってもらいました。
※既存乾式二重床の段差についてはこちらを参照⇒着工前の床の部分解体。床の厚み等を確認する

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床暖房パネル部は30ミリ(合板フローリング12ミリ+床暖房パネル18ミリ)の厚みになっていました
ので、解体工事で床暖房パネルを撤去して凹んだ部分を合板でフラットにしてもらいます。

一面に合板が張られて、下地が出来上がりました。この上から杉フローリンは張られていきます。

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リビングの壁にはこれから張られる丸岡材木さんの杉フローリング材が並べられています。

まず、無垢のフローリング材はある程度の品質が確保されていますが、一枚一枚異なります。

ですので、大工さんの習性として梱包されたフローリング材を全て出して、納材された杉の
木目・色合い等を把握し、間取りを意識して張り分けていきます。

人目につきやすい玄関ホールや廊下、リビングは節も少なく(小さく)色合いも良さ気な物を。
逆に、あまり見られないキッチンや洗面、寝室は優先順位を下げて張られていく感じです。

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既存フローリングの厚みに合せる必要があった為、今回は15ミリ厚の杉フローリング材を選定。

幅は厚みが薄くなる事でいつも使っている215ミリだと反りが心配されたので丸岡さんの
納品実績の多い(反り等のリスクが少ないであろう)150ミリ幅の物を選定しました。

また、上の画像をよーく見て頂くと分かるのですが、丸岡材木さんは板と板とを繋げる”本実加工の部分”
が丸く加工されているので、施工が非常にしやすい。

無垢のフローリングは一枚一枚が反ったり捻ったりしますので、本実の凹凸部分がうまく噛み合わなかったり
する事があるのですが、このちょっとした加工のお陰で多少のズレを許容してくれて施工速度が向上します。

私も実家のリビングにDIYで張りましたが、当て木をして何度か叩くだけでスムーズに張り進める事が出来ました。
材木の乾燥技術もさる事ながら、こうしたちょっとした加工技術も丸岡材木さんの信頼出来るところです。

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↑の画像、左が杉フローリング、右が下地の合板の状態。

15ミリ厚のフローリングはビスで固定すると突き抜けてしまう可能性がありますので、又釘を用いて
下地合板に固定していきました。

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杉フローリング(幅150ミリ 長さ1900ミリ 厚み15ミリ)の張り仕上がりの様子。

幅・厚みは全面リフォームで使ったいる仕様(幅215ミリ 厚み30ミリ)とは異なりますが、
このフローリング材の大元、木取りがされる原木自体は同じ山から採られている物ですので、
いつもと遜色ない仕上がりで安心しました。

次回は、既存壁や天井との取り合いが多く出てくる間仕切り壁や天井の下地造作に入ります。
地味な作業ではありますが、リフォーム工事では最も大変な作業と言えます。