杉材のキッチン収納の造作とクロス選定(西宮市 リフォーム)
大工さんによる下地工事(木下地や石膏ボード張り)もほぼ終えて、
次は造り付けのキッチン収納の製作が進められていきます。
今回は、床材と同じ丸岡材木さんの桧幅ハギ材を使いました。
単価は杉材と大きく変わらない(特に使用する量が限られていれば)ですし、
桧材の方が多少表面が硬いので、食器収納には向いているかなと思います。
それと桧と言えば、爽やかな香りが特徴。キッチン収納の引き戸を開ければ
桧材の香りが溢れてきます。
まだ製作途中なので外形しかありませんが、上部は引違い戸が入る吊り収納、
下部は引出しと開き扉が入ります。奥行きも45センチほどありますので、
大きめのお皿も収納する事が出来ます。
桧材のアップ。
杉材と比べると、ピンクが目立つ感じですね。
丸岡材木さんの桧幅ハギ材は節も目立たないので、すっきりとした印象にしたい時は
とても使いやすい材木です。
時間が経てば、日焼けで全面がピンク色から色濃い、キャラメルのような色合いに変わっていきます。
その変化もまた愉しみの一つになりますね。
壁・天井に貼るクロスの風合いの確認も行いました。
品番は早く決まっているのが良いですが、出来るだけ完成に近づいた現場で
実サンプルをあてながら、確認するのがベストかなと思います。
全面リフォームであれば壁・天井クロスを貼る下地は新しくつくるので
大抵のクロス(珪藻土クロスでも和紙でも)は施工可能なのですが、今回の
ような既存の壁・壁下地を利用するリフォームでは少し異なります。
っとうのも、既存のクロスを剥がす作業で下地がどうしても凸凹としてきます。
ほんの少しの凸凹なのですが、薄い(凸凹を拾いやすい)クロスを貼ると結構目立つ。。。
照明計画の光があたった場合なんかは、かなりの凸凹に感じる事もあります。
なので、基本リフォームようのクロスはぶ厚め(で、凹凸柄)になっていて、
下地の凸凹が目立ちにくいように出来ています。
なので、どうしても新築・全面リフォームよりかは選べる製品が限られてきますが、
それでも結構な数なので、選ぶのも一苦労でした。
LDK天井の石膏ボード張りも終えられています。
これで大工さんによる木工事も完了です。残すはアイランド型の造作キッチンのみ!
リフォーム工事は、クロス張りの内装工事へと入ります。
次回は、造作キッチンのステンレスカウンターの据え付けの様子等をご紹介しますね。