イ草を建具に取り込む(引戸 通風・採光)

こんにちは、アイシンク建築設計事務所の池田です。

川西市の農園で水やりしていたら、突然の雷雨。。。晴れが続いていたので作物としては有難いですが、バイク移動もわたくしは立ち往生(・・;)

い、、、いつ止むねん(´・_・`)

さて、そんな時間を有効利用という事でこないだの遠征(月に一度何か建物を見に旅に出ます)は岐阜・長野へ。


長野と言えば!!そう、乾式二重床のタケムラ工業さんの本社があります。が、今回はそこではなく茅野市で開催されていた小屋フェスという催しに行ってきました。

5〜20平米ほどの面積の小屋が展示されているわけですが、中にはシャワーブースやトイレが付いていたり、もう小屋とは言えないような仕様の物もありました。


フェスなんていうネーミングなので、若い夫婦、家族が多いのかなと思っていましたが、以外にも50、60代の方もたくさん見学に来ていた事に驚きました。

見学しながら聞き耳を立てていると、若いご家族は住まいとして、ご年配の方はハナレ・セカンドリビングとして考えているようでした。


で、その中で見つけたのが畳のい草を使った建具。

昔から葦(アシ)などのすだれを嵌め込んだすど簾戸(すど)という物がありますが、い草で製作しているには初めてみました。

い草を留めている横桟がなかなかのインパクトですが、葦よりも細い分すっきりとした印象を受けました。

色合いや外という事もあるかもですが、、、(´・_・`)

 い草にぐっと近づいてみます。

まだまだ青い、日焼けしていない状態。ここから経年で色合いが変わっていくのも自然素材のおもしろさですね。


見た通り、通風は良さげ。離れれば視線もある程度は切れていたように思います。

大きな空間(LDK)の簡易・可動間仕切りの建具として上手く使えそうです。

あと、掃き出し窓付近に設けて、夏場の日射遮蔽として使っても良さげですね。

いろいろな素材を上手く使っていきたいなと思います(=゚ω゚)ノ