内装仕上げ・設備機器の取付け工事へ(尼崎 リノベーション)
こんにちは。
i think建築設計事務所の池田です。
待ちに待ったプロ野球の開幕!
いろいろと残念なニュースがありますが、今年も住まい&木材業界の
先輩方と(タイガースの)観戦・応援を愉しめたらなと思います。
た、、、ただ西宮市から引っ越したので、甲子園が遠くなったのがネック(汗)
さて、昨日は木のマンションリノベーションが進む尼崎市の現場確認へ。
西村大工による木工事・家具造作工事も残すは数日といった段階まで来ています。
現場確認時は、造作キッチンを製作中。施工図面を参考にして間仕切り板、幕板等、すべてを現場
でカット加工して作り上げていきますので、隙間が無くすっきりと収める事が出来るのが造作キッチン
の特徴の一つだと思います。
造作キッチンの素材には、シナ共芯合板を用いています。
カットした面(木口)はリズミカルな意匠になり、手間を掛けずそのまま(カットのみ)の状態でも
可愛らしくすっきりとしたキッチンを造る事が出来るので、重宝しています。
一度、広葉樹の無垢材やコーリアン(人造大理石)を使った造作キッチンも提案してみたいところ。
シンク前には2段の化粧棚を設け、下段は手元照明が組み込まれます。
奥行き15センチほどですが、見た目・使い勝手に結構効いています。使用頻度の高い調味料でも良いし、
コップ・お椀類でも良いですよね。生活が始まってから、いろいろと試してもらえたらなと思います。
西村大工が造作キッチンを進める横で、左官職人さんが小梁の出隅(角)のR面を補修する為に
まずは既存クロスの剥がし作業中でございます。
出隅?R面?の補修?っと言われてもなかなか分からないですよね、、、
左の画像が、一般的な90度になっている(ピン角)の状態。
右の画像が、角がR面(丸く)に加工されている状態。左官だったり、樹脂部材が使われていたり、現場によってまちまち。
ちなみに、この画像(ピン角・R面角)は同じ梁でこれまでの間取りの状態で見えてくる面のみR面加工されていた様子。
このままでも暮らしは出来ますが、住戸内(LDK&就寝スペース)の空間に出てくる小梁なので、出来るだけすっきりと
見せたいなと思い左官職人さんに付け送り(モルタルを均す)をしてもらい、90度のピン角にしてもらう事にしました。
左官繋がりで玄関土間の部分もご紹介。
土間面の嵩上げ(玄関ドアと土間面をフラットにします)に先立って、立ち上がり(濃いグレー)の下塗りが
されている様子。廊下・ホールに張られた杉フローリングの厚30ミリの厚さがよーく分かりますね。
そうそう、近々土間面の嵩上げも行われるとこ事でしたので、現場に入る際はくれぐれもお気をつけください。
設備機器たちも”設置はまだか!?”っと、自分の居場所に行く事を待ち望んでいるようです。
洗面は、DIYを愉しむワークスペースのある戸建てリフォーム(兵庫県猪名川町)でも使った、TOTOの
作業用洗面器(SK106)+シナ共芯カウンター(オスモ塗装防水仕上げ)の組み合わせになります。
広々とした洗面器は日常生活はもちろんの事、浸け置き洗いにもってこいでございますよ。
元気な元気な男の子がいるので、使用頻度が想像以上に高くなるかもしれませんね(笑)
今回の工事では、かなりの面積を使っていた電気温水器からガス給湯器へ取替を行います。
外部のPSには給湯器本体を取り付けるスペースが確保されていませんので、こちらのマンションでは
FE式(強制排気)の給湯器を室内(玄関土間横)に設置する計画になっています。
既存の電気温水器はかなり年季が入っていましたので、これで給湯設備は安心して使ってもらえるかなと
思います。私的には水回りは結構カツカツだったので、電気温水器が撤去される事が何よりも有り難かった(笑)
来週からは本格的に内装工事が進んで行きますので、現場の変わり映えをお伝え出来るかなと思います。