リノベーション工事中に一番風呂!?
こんにちは。
アイシンク建築設計事務所の池田です。
例年、この時期も花粉にが困る事がなかったのですが、
今年はなんだか喉がおかしい感じ、、、。
黄砂か大気汚染かが影響しているのでしょうかねぇ。。。
外での作業中はマスクが必須になってきました(汗)
そんな中、昨日の午前は西宮市の山手に建つマンションのリノベーションプランの
ご提案をさせて頂いたのですが、声がガラガラにならないように直前まで喉アメを
舐めまくっていた事が功を奏し??無事に終える事が出来ました。
次回は平面プランを立体に起こした”3Dパース”でのご提案をさせて頂きます。
全体のボリューム・高さのバランスを気にしながら、進めて行こうと思います。
さて、平面プランのご提案後は西村大工による木工事が終盤に差し掛かった、
子育てファミリーが暮らす断熱改修マンションリノベーション(尼崎市)の現場お打合せに向かいました。
今回の現場確認には施主さんご家族にもお越しいただき、工事進捗のご説明・壁紙の選定をお願いしました。
前回の現場お打合せから二週間ほどですが、間仕切壁・天井の木下地にボードが張られた事で空間や動線
がはっきりと把握出来るようになり、一気に住まいらしくなり驚かれていました。
施主さんご家族とリクシル大阪ショールームに使用確認に向かった”ユニットバス”も据えられていました。
リノベーション前は1116というサイズのユニットバスが入っていましたが、水回りの再構築をして
1216にサイズアップしています。10センチの違いですが、浴槽の10センチは大きいですからね、、、
また、給湯熱源を”電気温水器”から”ガス給湯器”へ変更し、追焚き機能も取り入れる事が出来ました。
「一番風呂は誰でしょうね~」なんて会話をしながら確認をしていたのですが、ちゃっかりとお子さんが
一番風呂??を味わっておりました(笑)
玄関からホール・廊下、リビング(南側)を見ています。
左サイドに洗面とトイレ、右サイドに子ども室とウォークインクローゼットに入る建具開口が
設けられています。天井高さは210センチと抑えていますが、建具がほぼ天井高さいっぱい
で吊り込まれますので、感覚的にはすっきりとしていると思います。
玄関や廊下などの小さな空間だからこそ、目に入ってくる線(枠材)や凹凸が出来るだけ少なく
なるように心がける事が大事かなと思っています。
LDK(南側)から玄関、ホール(北側)を見た様子です。
玄関扉横にFIX窓が入っていますので、北側ですが比較的明るく感じられます。
トイレ、洗面・浴室などの水回りに面している事、お客さんの利用がある事から”表動線”と
呼んだりしています。まあ、この動線はどんな新築マンションにもあると思います(笑)
LDK内の設けた”就寝スペース”からウォークインクローゼット、そして子ども室を見ています。
バルコニーに干していた洗濯物を取り込み、布団収納⇒ウォークインクローゼット⇒廊下⇒洗面
へと続く動線が”表動線”とは別に設けられており、”裏動線”とか”家事動線”と呼んだりしています。
ウォークインクローゼットからは北側に設けた子ども室、北側の開口にも繋がり、動線だけでは
なくて通風の経路としても機能するので、建具を開け放っていれば空気の滞りやすい住戸中央部
にもしっかりと外気を取り込む事が出来るようになります。
こうして廻れるような動線を組み込んでいくと、建具開口(60~80センチ)ほどですが、
空間と空間が何となく繋がっていき、同じ床面積でも不思議と広がりが感じられるものです。
造作キッチン周りの化粧棚などの造作も進められています。
今回の現場は壁付きのI型キッチンですので、全面壁(シンク上)に調味料やグラスなどがおける
化粧棚を2段(下段は手元照明の目隠しを兼ねます)設けています。
ステンレスのカウンター(65センチ×240センチ)も現場に入ってきていたので、来週中には
造作キッチンも終えるかなと思います。
細かなところですが今回は、KAWAJUNのタオル掛け・紙巻器。
リクシルやTOTO製品と比べるとすこーしだけ金額上がりますが、装飾金物のメーカー
であるだけあって、見た目もすっきりとしていますし、マットな質感の製品も多いので
その目立ちにくさが最近気にっています。
オンラインショップもあり施主さんにも確認・購入(支給品)してもらいやすいかなと思います。
さあ!大工工事終われば、左官工事・クロス工事・設備機器取付け・照明器具類取付け・内窓
取付け・クリーニング工事へと進んで行きます。職人さん方、もうひと頑張りお願いします。
ではまた現場向かいましたら、進捗お伝えさせてもらいます。