専有住戸部分の解体が完了(尼崎市 マンション)
こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。
一月ももう終わり、、、あっと言う間でした。
っというのも、地元の猪名川町に改修可能な民家が賃貸に出ていている事を知り、
そこを今後の活動の拠点としていけたらなと思いつつも、、、仕事をしながら
自分で改修をしていく事が出来るのか?っと悩んでいました。
設計事務所として住まいづくりのお手伝い、ご提案をするのはもちろんなのですが、
それ以前にもっと自分自身のライフスタイルみたいなものをしっかりと築いていき
たいなと思っていたので、それを体現していくには良い機会だったわけです。
”悩むんだったら、やめておこう、、、”
っというタイプではなく、”悩むんだったら、やっておこう、、、”というのが自分らしさ。
っという事で、猪名川町の民家を今後の活動の拠点にしていこうと決めました。
お片づけや解体から少しずつですので、終わりは全然見えていませんが、少しずつ進めて
いきたいなと思います。事務所スペースだけは早急にするつもりです(・_・;)
すこーしだけ田舎の方になりますが、平成30年には新名神高速道路のインターチェンジも
お隣の川西市に出来るので、都心からのアクセスもしやすくなりますよ。
また少しずつ事務所改修の様子もお伝え出来たらなと思います。
スケルトン解体されたマンション住戸の確認
昨日は、今週明けから木のマンションリノベーション工事が始まった尼崎市塚口の現場へ。
これまでの住まいの形を形成していた、間仕切り壁や天井、内装仕上げ、給排水配管、設備機器
などを取り除き、躯体のコンクリート面が見えるスケルトンの状態まで解体がされました。
60㎡弱の専有面積で、解体はおおよそ3~4日ほど掛りました。
専有面積が大きい現場でも一週間ほどで解体(バラし)作業は終えられているかなと思います。
ただ、カーペットや直貼りの遮音フローリング(ふにゃふにゃするタイプ)になると、躯体(若しくは
平滑を出す為のレベラー)の上に直接ボンドで貼り付けられている事が多いので、きれいに剥離するには
かなりの労力と時間が必要になる事もあります。そうした場合は一週間を超えてくる場合もあります。
せっかくの機会?というのも変ですが、自宅の躯体はなかなか見られる事も少ないので、施主さんファミリー
にもご足労頂き、一緒にスケルトン状態になった現場を確認してもらいました。
お休みのところお時間頂戴しましたが、なかなか愉しんでもらっていたような感じで良かったです。
ビフォーもスケルトンも見てもらっていた方が、お住まいの出来上がりがワクワク出来るかなとも思います。
乾式遮音二重床、杉フローリングが張り終えられた頃合いにまた一緒に見にいきましょう!
解体後のチェックポイント
さきほど書いたような”スケルトンの状態を見るせっかくの機会だから~”っというのも一つの理由ですが、
下記のような項目のチェックも行います。
●給水・給湯、ガス配管、電気幹線等の住戸内取り込み位置
●換気配管の外部接続口と経路
●雑排水・汚水・通気竪配管の位置と接続高さ
●有効の天井・梁下高さ
●断熱材の有無・施工範囲
●躯体面のクラックやカビの有無
※共用部にクラックが発生している場合は、管理組合さんに修繕方法の支持を仰ぎます。
物件の採寸・調査、竣工図の確認などで大体の事は把握出来ますが、開けてみるまでは分からない、、、
っというのが正直なところですので、プランと照らし合わせながら、こうした項目の確認をします。
現場監督の井元さんとも一緒に確認しましたが、大きな問題は無いかなという感じ。
配管の仕込みや墨出しなど、もう少し工事が進んでいけば何かしら出てくるかもしれません。
この後のリノベーション工事の流れ
週明けからは、無垢フローリング(針葉樹も広葉樹も)を使うマンションリノベーション工事の
肝と言える”乾式遮音二重床工事”に入ります。
今回も、長野県のタケムラ工業のジャストフロアーの施工をお願いしています。
割付図も作図したし、施工要領を把握している西村さん施工だし、安心して任せられます。
ちなみに、こちらのマンションの管理規約では、LL-45の確保と記載されていましたので、
前回の伊丹のような石膏ボードの2枚重ね貼り(⊿LLⅡ-5≒LL-40)はせず、ジャストフロアーの
パネル材の上に杉フローリングを張る仕様(⊿LLⅡ-4≒LL-45)となります。
また、管理組合さんも今回の全面改修(乾式二重床)に興味を持たれているようで、解体後の状態を
見学に来られるそう。特に、まだ遮音性能の重要さを認識していない工務店さんもいますので、こうした
管理組合さんの姿勢はとても素晴らしい事だなと思います。
小さな現場監督さんも居ますし、順調にリノベーション工事が進んでいくでしょう。
また、進捗お知らせさせて頂きます。