珪藻土左官塗りの色合い・仕上げのお打合せ(マンションリノベーション 塗り壁)
本日は施主さんに現場までご足労頂き、ここまでの大工工事の進捗報告を
し、現場対応で修正している部分のご説明をさせて頂きました。
お忙し中お時間頂戴し、ありがとうございました!
さて、こちらの現場の内装仕上げですが、壁は珪藻土左官塗り、天井は壁紙張り。
喫煙をされるご主人のお部屋のみ、壁・天井共に珪藻土左官塗りとしています。
ご夫婦二人の終の棲家という事でしたので、いつもよりも少し落ち着いた雰囲気にして
出来ればなとい事で、少しグレー掛かった色合いをご提案させてもらいました。
また、ツルっとした質感ではなく、少し凹凸がある(珪藻土の粒が少し大きめ)の質感
の珪藻土を選ぶ事で、照明の明かりを演出出来ればなと思います。
ご主人のお部屋のみもう少し色濃く、凹凸の大きな質感の珪藻土になりました。
ベースの塗り壁とどこで見切るか?っと少し頭悩ませそうですが、重みのある
空間に仕上がりそうで、ここも楽しみにしているところです。
決まって珪藻土壁に合わせて、壁紙も選ばさせてもらいました。
天井面は壁面よりも暗く見えるので、壁面の珪藻土よりも少し明るめのものをにさせて頂きました。
同時にキッチンの壁面に貼るタイルのお打合せもさせて頂く予定だったのですが、奥さんがお仕事で
不参加となりましたので、現状の仕様の説明・サンプルのお渡しをさせて頂き、自宅で検討して
もらう事になりました。
空間が繋がったLDKの中で”キッチンらしさ”を出す為に、10センチ角のホワイトタイルでご提案
してみました。2.5センチのモザイクタイルの様な可愛さではなく、ちょっと無骨な可愛さが出たら
良いなと思いました。
さて、、、タイル、、、どうなるのでしょうか!?(・∀・)
前回にのブログでも少し触れた、断熱パネル。
木枠を組んで、断熱材(フェノールフォーム系断熱材 50ミリ厚)が嵌め込まれています。
写真撮り忘れてちゃいましたが、ガラス面にも断熱材を嵌め込み(ちょっとチリ出してます)、
防湿気密シートを下地材まで巻き込むように張ってもらっています。
その上から、この断熱材パネルで押え込むようにしてビス留めしています。
もしものメンテナンスを考慮すると、取り外しが可能な留め方になります。
全面からビス留めして、キャップ、、、っというのが一番簡単でしたが、どうにも味気ない。
前回の打合せで監督の中島さんに「何かいいのないんですかね?」っと相談したところ、ニヤリと
していたので、何かしら心当たりがあるのだなーっと楽しみにしていたところ、、、
長さ7センチほどあるマイナスビスが四本用意されているではありませんか(笑)
なかなかの太さですし、何に使われていたマイナスビスでしょうかね?
プラスチックのキャップよりも見た目が良い感じでしたので、これで留めてもらいます。
寝室に設けた、桧幅ハギ材を使ったワークデスクの造作も出来ていました。
無節材を集めたハギ材なので、日焼けで色合いが変わっても「節が目立つ、、、」
っという事もなく、造作材には使いやすい材料ですね。
造作キッチンや収納家具など、ここからは細かな造作作業が進んでいきます。
大工さんがつくる造作家具等は無駄なスペースを少なく出来ますし、造り付けですので
壁や床との隙間も無く、下地からの作業になりますのでシンプルで強い物が出来上がりますよ。
次回の現場確認で造作工事の様子もお知らせ出来ればなと思います。
窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
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