大工さん&現場監督さんとで現場打ち合わせ(淀川区 リノベーション)

こんにちは。アイシンク建築設計事務所の池田です。

気づけばもう10月。気温も下がり過ごしやすいっというか、寒く感じる日も出てきました。
こうした季節の変わり目、体調崩さないように気をつけねばいけませんね(・・;)

さて、大阪市淀川区の木のマンションリフォーム現場は、大工の藤川さんによる木工事が進んでいます。
奈良県吉野の杉フローリング張りを終え、間仕切り壁・天井下地作業が進められているところ。


施工図(展開図・建具枠周り図)もあらかた描き上がっていましたので、今回はその図面を見ながら藤川さん、
現場監督の中島さんとで打ち合わせを行いました。

プラン前に住戸内の採寸を行っていますが、施工図と実際の現場を照合していくと細かなところで
ある程度の狂いが生じてきます。

そうした図面と現場との相違点を藤川さん・中島さん、そして設計監理の私が話し合い、
大工さんの技術や工夫で解決するのか、設計を修正して解決するのか、どちらが問題なく綺麗に仕上がるか
を念頭に置いて、判断をしていきます。

今回、こちらの東三国の現場に入ってくれている大工の藤川さんは、設計通りの形に近づくように、
いろいろな方法を提案をしてくれるので、とても助かっています。

ちなみに私と同じ三十路。建築業界、特に職人さんとなると、なかなか同年代の方がいないので、
こうして一緒に仕事、住まいづくりが出来る事がとても嬉しく感じます。
(藤川さんの方がしっかりとしている様に感じますが、、、汗)

そのお陰で、間仕切り壁・天井は大きな変更も無く、リノベ工事を進める事が出来そうです。

そして、玄関と土間の段差を見切る「框材」も設置されていました。

今回は、国産の栗の無垢材にR面取り加工。マンションの玄関はどうしても小さくシンプルになりがちなので、
こうした加工でちょっとアクセントになればなと思います。思っていたよりも可愛らしくて満足満足。

まだワックス塗装はされていませんが、木目・色合い共に杉フローリングとの相性も良さ気でひと安心です。

さて、もう一方。玄関土間からは、お隣のウォークインクロゼットにも行ける動線を設けています。

玄関土間から動線が続いていますので、ゴルフバッグやトランク、アウトドアグッズ、お子さんの部活道具等の
「室内にあげるのもちょっと抵抗あるけども、玄関は狭くて置くところが無いし、、、」っと置き場に
困る大きめの物の収納に便利かなと思います。

こちら段差見切りは、杉フローリングを30ミリほど突き出し、すっきりとした納まりにしています。

また、土間面は最後にモルタル(駅のホームみたいな仕上がり)が均されます。
色合いは画像通り(現状もモルタルなので)ですね。

モルタルのグレー色はホコリも土汚れも目立ちにくい(っというか、汚れの中間色といったところ)ので、
土間仕上げにはよく提案しています。(タイルや石張りと比べると安価ですし。。。)

少しずつですが、東三国の現場も木のお住まいらしくなってきました。
また現場向かいましたら、進捗お伝えします。

 

窓際造作ベンチと多様性のある小リビングを持つ住まい(兵庫県西宮市)
完成写真はこちら↓の画像をクリックしてください。