外壁仕上げの杉板が納材(豊能郡 新築)

今日は朝から監督の井元さんと能勢町の工場新築現場の確認へ。
東側が開けているこの場所は、朝日がこれでもか!というくらい浴びられて、本当に心地が良いです。

基礎型枠の矩手(直角)が出ているかを確認。間口が30m超えなので、少しでもズレていると
平行四辺形のような基礎になってしまい、構造がしっかりと組めなくなってしまうので、大事な確認ポイントです。

朝の現場打合せは2時間ほどで終わり、別の用事があったので、猪名川町に戻り、、、
お隣、ちまこま喫茶さんがイベント(お菓子の出張販売)をするそうで、その設営のお手伝い。

隙間時間にアンカー伏図修正とプレカットの修正依頼するつもりが、気づけば再出発の時間(汗)

能勢町の現場にトンボ返りし、材木をお願いしていた同じく猪名川町の東山材木さんが外壁の
杉板を納材に来てくれました。

幅は18cmで長さ4mが210枚、3mが170枚。
わたしの方で少し余裕をみていましたが、東山さんの方でも少し多めに入れてくれたようなので、
400枚はあったのかなと思います。

まだまだ製材したての水分たっぷり状態なので、杉とはいえど結構な重さ。
年明けの塗装までの間に少しでも感想が進めばと、近くの空き地を借りてみんなで桟積みをする事に。

奥が3m材で手前が4m材。4人いたので比較的スムーズに疲れもなく、積み上げる事が出来ました。

積みながら時おり漂う、杉特有の(製材したてのせいか濃厚な)柔らかく少し甘いような香りに包まれて
の作業は本当に幸せだなと。新建材だと接着剤やら化学物質やらの匂いでこんな気持にはなれない(汗)

杉のフローリングでもよくやりますが、こういう整列した状態って迫力というのか、力強さみたいなものを感じます。
桟積みに使った桟は杉板と杉材を押さえる押し縁。こちらも同じ丸太の周囲から木取りしたものなので、ここで一緒に
乾燥してもらいます。

杉の丸太は京都の北が産地との事。乾燥機に入れていませんので、きれいな色合いのままです。
これまで杉は吉野材をメインにしてきましたが、最近は他県の材の事ももっと勉強していかなきゃなと。伐採や製材コストなど乗り越える壁はたくさん
あると思いますが、出来る限り近くの山、近くの材木店で段取りが出来るようにしていきたいなと思う今日このごろ。

地元で商売をしている方と話す機会が増えるにつれ、自分の仕事のスタンスが変わるというか、幅が広がっていくように感じています。
桟積みしながら、良い経験させてもらっているなとしみじみ。

さ、早く杉板に塗る塗料決めないと!