杉板外壁張りスタート(能勢町 凸凹工房)

こんばんは。アイシンク建築設計事務所の池田です。
寒さも堪えますが、、、最近は杉と黄砂で鼻水とまらず、、、溺れています。

点鼻薬もあまり効かず、、、眠れない、、、(汗)
外壁張り、まもなく土間打ちを控えていて、ゆっくりしている場合じゃないのに、、、

鼻水垂らしながら、週明けに控えたコンクリート土間打ちの下準備を。
防湿シートを敷き込んで、ワイヤーメッシュを配置し、浮かばないように番線締め。
屋根も壁もそうですが、、、広い(汗)計230枚ほど。隙間がないように敷き込んでいきました。

とある日、凸凹工房のトヨヤンが作業していたので、別場所で乾燥させていた杉板を移動させて、
ついに外壁張りを開始。やり始めは基礎からの張り伸ばし寸法、破風の納まり、出隅の納まり、目地寸法などなど
考えながらの作業になるので、サクサクッと!とはいきませんが、工程的にはこのやり始めが一番楽しい。

ブルーグレイとシルバーグレイの二色を用いた杉板をどんなバランスで張るのかも悩みどころですし、プレナー(やすり)
を当てていない面のほうが雰囲気があったりしたりと、、、現場には楽しい悩みがたくさん。

トヨヤンの心地よい手際の良い作業のフォローをしつつ、どんどんと仕上がっていく様子を間近で見られる幸せな時間
を過ごせました。

この日は3~4時間ほど。20枚ほど張ったところで日暮れ。

まだシートの方が目立っていて、建築現場らしさが強いですが、ムラたっぷりの(笑)
杉板張りの部分がもうすっかりと周りに馴染んでいる事に驚かされます。

たくさんの人の手で塗り上げたので杉板は新建材らしい均一さは皆無。
ですが、周囲の草木を見渡すと、均一なものなんてなくて、根元と先端で、南と北で、
栄養の有るところと無いところで、微妙に色合いが異なり、自然はムラたっぷりな事に
気づきました。

大体の事柄でムラは無いほうがよいものだ、と思っていましたが、ムラがあった方が良い
事柄がある事が分かり、なんだかすごく嬉しくなった瞬間でございました。