お引き渡し、の前にミツロウワックスDIY塗装

こんにちは。i think建築設計事務所の池田です。

8月初旬に始まったリノベーション工事もいよいよお引き渡し!
の前に、施主さんとそのお仲間によるミツロウワックスのDIY塗装を実施。

塗装範囲は、杉フローリングとタモのカウンター類。
床面積は60㎡ほどで、人員は私含めて四名。。。
私の経験上、4時間頑張れは終える、、、はず(笑)

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ミツロウワックスは衣服に付くと染みになってしまうので、各自レインコートなどを用意して
もらい、工務店さんがお引き渡しに来る予定の時間までの完了を目指し、いざ開始!

まずは、床面の杉フローリング。手触りが良く柔らかな素材で、ミツロウワックスをよーく吸込みます。

吸い込むのでなかなかワックスが伸びない ⇒ ワックスたっぷり塗る ⇒ワックス過多で乾かない
私は知っているミツロウDIY塗りあるあるです(笑)とはいえ、薄く薄く塗り広げていくのは、かなりの
重労働なわけで、、、

基本的には、多めにムラが出ないように塗って、最後に拭き上げるのがオススメかなと思います。

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杉フローリングにミツロウワックスを塗布すると色濃くなると同時に、白太と赤みの差が大きく
なる事で木目がはっきりと浮かび、塗布前よりも少し荒々しい印象に変わるように感じます。

光の当たり方で少しムラがあるように見えますが、全体に満遍なく塗装は出来ています。
最後に少し乾いた布で拭き上げて、床面のDIY塗装は無事に終了。

シナの建具にも塗装をする事が多いですが、今回はシナの少し白っぽい色合いが好みという事
でしたので、建具への塗装は無し(塗装をすると濡れ色で少し黄色っぽくなります)としました。

カウンターや造作キッチン、カウンター収納なども塗り上げて、なんとか予定の時間までには
終える事が出来ました、、、が、やっぱりずっと四つん這いでの作業は大変ですね(・_・;)

張り付け前の塗装(材木屋さんによる塗装)も検討していくべきなのかなとも思ったり。
デメリットもあると思うので、そこらへんをクリアに出来たら一度提案してみたいなと思います。

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ちょうど良いタイミングで現場監督さんも来てくれて、お引渡の事務作業へ。
30分ほどで工事残金のお支払や設備の取扱説明書の説明等で行い、最後に現場の鍵をお返しして
無事にお引き渡しが行われました。

いやぁ、振り返ればこのお住いの工事中には建築士の製図試験が有った事でかなりドタバタした
時期があったり、そのくせ何か新しい事がやりたくなって浴室の木製換気グリルや照明ブラケット
のデザインをしてみたり、とかなり思い出深い現場となりました。

施主さん、大工さんには多大なご迷惑ご心配をお掛けしましたが、、、(笑)
しかししかし、住戸の環境、建物の立地とうまく付き合った、居心地の良いお住いになったんじゃ
ないかなと思っています。施主さんがどんな暮らしをされていくのか、今から愉しみになります。

ではでは、今後ともどうぞよろしくお願いします!