西宮山手の住まい、まもなく着工(兵庫県 マンションリノベーション)
こんにちは、アイシンク建築設計事務所の池田です。
今日から八月。暑い日が続くようで気温的にも、気持ち的にもまだまだ
”夏”ですが、野菜つくりの事を考えるともう”秋”はすぐそこという気持ちです。
ホームセンターを見渡すと、プールや浮き輪などの夏らしいレジャー用品もあれば、
秋の植付けに向けた種は苗なども扱い出したりしていて、季節の変わりを迎える用意
が少しずつされていますもんね。。。
今年は何を植えましょうかねぇ。
ハクサイ・ブロッコリー・キャベツあたりに挑戦してみたいところ。
さて、今週の水曜日から西宮市の山手に立地するマンションのリノベーション工事が始まります。
山手というだけあって、最寄り駅からマンションまではなかなかの坂道ですがその分、バルコニーからの
眺望の抜けがスバラシイ。雲の無い日澄んでいる日には、大阪市内まで見渡す事が出来そうです。
高層(タワー型)マンションのように高い建物ではありませんので、恐怖感もありませんし、ビル風(突風)
が吹く事も無さそうですので、ウッドデッキを設けるバルコニーをリビングの延長として愉しんでもらえる
んじゃないかなと思います。
リノベーション工事は、まず既存の内装仕上げ材や設備機器を撤去する”解体工事”から始まりますが、
配管周り(既存の排水竪管の接続箇所・位置)で気になっていた事があったので、現場監督さんにも
同行してもらい、着工に先立って部分解体をさせてもらいました。
リノベーションのプランを計画する際、水回りを移動するとなると”排水経路の確保”と”現状の把握”
この二つがとても重要になります。
通常であれば、配管周りに設けられた点検口からの目視(配管接続箇所)。そして、マンション新築時
の図面(竣工図)を確認する事で、大体の状況を把握出来きます。
、、、が、今回の現場は、前オーナーさんがリフォームをされていた事もあってか、点検口が無く、、、
竣工図との相違点も多かったので参考程度にしかなりませんでしたので、いつもより情報の少ない中での
リノベーション計画となり少し不安に思っていたので、この日はワクワク?ドキドキ?の一日となりました。
雑排水(キッチンや洗面・浴室の排水)の竪配管は現洗面室にあり、囲っていた壁の一部に開口を
設けて、カメラで内部の確認を行いました。
竣工図では画像上側に接続箇所がある画になっていましたが、実際には画像襞左の方向へ接続口があり
配管がされている事が分かりました。
竣工図通りに配管されていたら、大きく広げた土間空間と干渉してしまっていたかもしれませんので、
この相違は個人的には有り難いものでした(汗)
ちなみに、この物件は水回り(洗面・浴室)をその他室とバリアフリーに収める為に、部分的に躯体が
≒250ミリほど下げて打たれています。この範囲も把握しておきたいですが、プランに大きな影響は
ないでしょうから、解体後に確認する事にしました。
次はトイレの汚水排水竪配管の確認です。
とはいえ、トイレは現状からの位置移動はありませんので、施工に問題は無いと思うのですが、竣工図
と現状でトイレ向きが異なっていましたので、念の為に雑排水配管同様に確認しておく事にしました。
トイレの背面に開口を設けて、そこから内部を確認。
便器から蹴りだした配管は、壁内部ですぐに90度向きを変えて、汚水竪配管へと接続されていました。
配管位置が竣工図で示す箇所よりも離れているように思いましたが、PS(パイプスペース)を大きめに
確保していましたので、問題は無いと思います。
お次は、キッチンレンジフードの排気配管の経路。
これまた前オーナーさんがキッチンの位置を大きく変えていたようですので、竣工図とは異なって
おり、現状のレンジフードの幕板を取り外して、そこから配管経路をの確認を行いました。
おそらく、、、竣工時(リフォーム前)には”画像左上の梁”よりも奥にキッチンがあった(クローズ型
のキッチン)ので、梁には排気配管用のスリーブ(穴)が設けられているはず。。。
っという想定でプランニングをしていましたので、少しドキドキしながらの確認となりましたが、
想定通りに梁に配管用スリーブが設けられておる事が分かり、これまた一安心でございました。
画像だけじゃ分かりにくいですが、、、
手前に見えている銀色のジャバラ(フレキシブルダクト)がリフォーム際に設けれた物、
奥にチラっと見えている鉄板(スパイラルダクト)がマンション竣工時の物だと思います。
どこかしらで繋がっているんでしょうが、なんだかもうよく分からない状態です(・_・;)
部分的なリフォームだと、解体範囲を最小に留めておきたいのは分かりますが、、、
まぁ、今回の全面リノベーションで配管も新しくやり替えますので、こちらも問題無しです。
ちょっと分かりにくい内容ですが、解体後の様子またブログにしますので、合わせてご覧くださいませ。