ついに、ついに、このブログを書く時がやってきました。

一人でこの空き家の解体を始めだしてから、3年半の年月が過ぎました。
パートナーに出逢い、大工さん始め、たくさんの出逢いが続き、廃墟同然だった
猪名川町柏梨田に立つ1軒の空き家が 喫茶店・雑貨店 として動き出します。

お店の名前は”ちまこま喫茶 cafe+zakka
(店名の由来は、、、なんだっけ?うろ覚えなので、気になる方はお越しの際に聞いてみてください・・・)

基本プランを描きましたので、着工時からある程度の完成イメージは持っていましたが、大工さんのセンスが混ざり、ちまこま喫茶さんの
センスが混じり、イメージ以上の(自分らしくない)雰囲気を持つ建物、場所に仕上がりました。

近くで伐採された杉材や日本古来の杉皮を張った外壁は、田んぼ、畑、あぜ道、里山、周囲の環境にすっと溶け込んでいるように思います。
工事中はみんなに反対された妻壁部分のFIX窓も今となっては、良いアクセントとなり嬉しい。高い位置にある窓なので、店内に居ても
見上げると、空模様や雲の動きを愉しめるのもこれまた一興でございます。

店名にもある通り、cafeだけでなく、zakkaも扱っています。
ちまこま店長好みの厳選された木・ガラス・陶器の日用雑貨が(雑貨スペースが小さいので笑)ところ狭しと並べられています。

雑貨ギャラリーは構造が表しになった屋根空間に新たにロフトを新設。
計画当初は、「ロフトあったら面白いかなー」という程度でしたので、まさかまさかこんなにも活用されるとは(笑)

ちなみに、平屋の建物で屋根勾配は4.5寸くらいだと思うんですが、少し離れて建物を見ると背景の稜線と同じ様に見える
事に気づきます。ただの偶然か、当時の大工さんの演出なのか、信じるか信じないかは、あなた次第です(笑)

改修前の様子。しばらくはこのままだったので、懐かしいなぁ。
長い期間空き家だった事もあり、自然災害や経年劣化による家の痛みを補修しておらず、朽ちかけていた状態でした。

少しずつ手作業で解体を進め、建物や周囲の環境を知りながら、頭の中でたくさんのプランをイメージした事を思い出します。

雨戸がしっかりと閉められていたので、内部は紫外線劣化もなくとてもきれいな状態に見えますが、
建物通気が無い上に周囲は田んぼなので湿気が籠もっていたようで、畳やだけではなく土台も部分的に腐り、天井は
瓦屋根からの雨漏りがあり、かなりの劣化が見受けられました。

あと、冷やせをかかされたのが虫。虫というか、蜂。天井を撤去していくと、蜂の巣があちらこちらに(汗)
幸いにもお住まいになっている事はありませんでしたが、スズメバチの巣(特に断面)の美しさには何度も魅了されました。

大工さんの力を借りて、約一年半。
雨漏りしていた瓦屋根を撤去し、シンプルな切妻のガルバニウム屋根に改修。
予算の都合上、基礎周りの補強は難しかったので、屋根面を軽量化する事で構造体に掛かる応力が小さく
なるようにと考えました。

こうした悩みは、予算が十分でない改修計画の重要ポイントになってくるかなと思います。
もっとはっきりとした根拠を示せるように勉強しないといけませんね(汗)

元々は田んぼだった場所なので、床下からの湿気対策として、防水シート+コンクリート土間打ちを実施。
土壁+漆喰仕上げだった外壁は、大工さんにお任せし、防湿防水シート+胴縁下地、杉材(杉皮材)張り仕上げと
なりましたが、シンプルな素材を用いながらも窓高さや窓下で見切ったり、張り方を変える事で特徴的な外観へと
仕上がりました。

内装もモダン過ぎず、カントリー過ぎず。
シンプルな空間構成に少し癖のある素材で落ち着く喫茶空間になっています。

ビフォーアフターを知ってもらいたいので、フォトブックでも作って、カフェの本棚に置いておこうかな(笑)

そんな思い入れたっっっぷりのちまこま喫茶さん!ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。
わたくしは、その横(黒い建物)でコソコソと仕事に励んでいると思います(笑)

address:〒666-0243 兵庫県川辺郡猪名川町柏梨田小堂ノ上211
map:https://goo.gl/maps/n5KDJMT5jnb2hxi2A
parkingmap:https://goo.gl/maps/3unZU9KiZKasNdw49
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