土間を延長して多目的な空間に(池田市美容室 店舗設計)

猪名川町の空き家改修はまず、コンクリートブロック造の工事から始まる事に。
こちらをわたくしの建築事務所として、木の空間へとリノベーションを行います。

30㎡ほどですが、コンパクトで居心地の良い空間となればなと思っています。
工事は大工さんの都合により飛び飛びになりますが、まずは2月頭から10日ほど。

スレート屋根のガルバカバー葺きから始まります!乞うご期待。

さて、池田市で進んでいる『hair studio comodo』さんの改装工事は、木製窓の枠が
組まれたので、外部のポーチ土間の拡張に着手しました。

現状は、道路との20cmほどの高低差を斜めに土間が打たれており、結構な急勾配(汗)
このままでは入りづらい事もありますが、植栽等も置きにくいので、今回の改装工事で
フラットに作り直す事にしました。

店内土間からポーチ土間(おおよそ1m)がフラットに続く事になるので、視覚的な広がりが
感じられるのと同時に、多目的な空間(イベントとか)にも使えればなと思い計画しました。

まずはコンクリート打設の為、厚みの確保出来ない部分の既存土間をハツル作業。
厚みが薄く、比較的さくさくとハツリ作業が進められている様子でした。

 

完成時のファサード面はこのようなイメージとなっています。
前面道路は下りになっているので、ポーチ土間を水平に打つと立上り面が大きく(重く)見えそうな予感。

立上り面の下端に大きめの底目地を確保して、浮いているような意匠にしたいな・・・。
型枠組む前に職人さんと打合せしてみようっと。

中では大工さんが引き続き、木工事を進行中。
今は、この美容室のアクセントにもなる”L字の作業カウンター”の造作中。

インダストリアルな雰囲気漂うラーチ合板でカウンターの本体をつくり、有孔ボードと
部分的にオスモのホワイト塗装を施す事で柔らかな什器となるように考えてみました。

わたくしが出来る精一杯の可愛らしい提案をしてみましたが、、、どんな仕上がりになるか、
今から愉しみです(笑)

ではでは、また!