間接照明&三枚引込み障子吊り込み(リフォーム 引戸)
漆喰の塗装工事(内装工事)を終えた後は、照明・設備機器の設置&建具の吊り込みです。
施主&設計チェックを翌日に控えて、細かな部分覗いてほぼ完成となります。
アイシンク建築設計事務所が手配した、彩ユニオンさんのLED間接照明も設置されています。
電球色(2600K)&乳白色レンズのついた製品を使っていますが、背面に杉羽目板を張る事
で一層やわらかな光になっているように思います。
まだ明るい時間でしたが、光の拡がりもイメージ通りで一安心でした。
ちなみに、彩ユニオンさんの製品は服飾店舗等にも使われているいて、
間接照明に大事な”色合い”はLEDとしては、申し分ないかなと思います。
また、一番大きなタイプ(長さ1115ミリ)でも、16Wと省電力となっています。
間接照明の正面には、大きなLDKを間仕切る”三枚引込み障子”。
南側からの日射・明るさを乳白色の和紙調パネルが柔らかく拡散してくれています。
また、鴨居と天井間を20センチほど空ける事で、三枚障子を出している時でも
天井の繋がり、奥行きを感じられるようにしています。
間仕切っていても、ちょっと気配を感じられたり、光が漏れていたり、いい塩梅に出来たかなと思います。
天井面を照らすスポットライトも取付OK。
山田照明さんに昔からラインナップされている半磁器で出来た照明器具。
焼き物だけあって、アルミ製品よりもぽってりしたフォルムが可愛らしいです。
漆喰塗装の壁面にも相性が良く、すっかりと馴染んでいるのが分かります。
南面掃き出しサッシの上に設けた収納スペース(兼キッチン換気ダクトスペース)。
いざ出来上がると、「結構な量が入るなあ」っと(^^ゞ デッドスペースになりがちな
所ですが、上手く使えたかなと思います。
収納部分の建具は表面を押すと開くタイプ。天井付近まで引き上げるとロックされる
金物を使っていますので、物の出し入れもゆっくりと行う事が出来ます。
また、建具は壁面と同じ漆喰塗料(フェザーフィール)を塗る事で建具閉め時は壁面と
同化するように気をつけました。
TOTOのハーフユニットバスを使ったサワラの木のお風呂もほぼ出来上がり。
洗面収納の3枚開きミラー戸への映り込み、そして浴室と洗面の素材を揃えた効果もあり、
実際の床面積以上の拡がりを感じられます。
窓を開ければ外部から空気が勢いよく入り込んできていましたので、夏場なんかは外気を
感じながらお風呂を楽しめるんじゃないかなと思います。
想像するだけで気持ちよさそう。。。あぁ、羨ましい(´・ω・`)
浴室照明は奥に見えている壁付きのブラケット照明のみ。
明るくは無いですが、暗くもない。そういう感覚の明るさになっています。
またまた最後は個人的に特にお気に入りの、シナ底目張りの壁。
住戸内を横断する小梁の存在を小さくしたいなと思い、垂直面にアクセントを
もってきました。
左側のウォークインクローゼットにもシナ合板を張り込む事で、部屋と部屋との
繋がり(奥行き)が感じる事が出来たんじゃないかなと思います。
小さな事ですが、こうしたちょっとした工夫で少しでも愉しい、ワクワクする住まいに
なればいいなと思っています。
それにしても、このバランス。うーん、いい。GOOD。
シナ合板の色合いも良さ気な物を選んでくれました。監督さん、大工さんに感謝ですね。
工事はこれでほぼ終わり。翌日は施主さん・設計(アイシンク)による工事チェックです。
目玉?の小上がり畳ユニット(大)の搬入もあったりと、お引き渡しに向けて進み出します。