現況調査(灘区 マンションリノベ)

こんばんは。
アイシンク建築設計事務所の池田です。

明日は朝から能勢町吉野の改修現場で大工さんと打合せ!
なんですが、、、パソコンの前でまだゴソゴソ作業中。

”再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース”の
”住宅の省エネの義務化”についての議論を聞きながらやっていますが、
前先生の気迫のこもったお話に魅了され、ずっと手がとまっています。

まだまだ経験の浅い私からすると曖昧なルールではなく、厳格なルールにしてくれた
方が勉強がしやすいです。そして、厳格なルールがあれば建築に携わる人にとっても、
お客さんにとっても、住まいづくりがやりやすくなるはずだと思う次第でございます。

これからどんどんと進化・変化していくであろう住宅建築の世界に取り残されない
よう、日々勉強と情報収集に努めていきます。すごく単純ですが、、、こうした
活気ある議論観ていると、それだけでやる気が出てきます。微力ながらも頑張ろう。

さて、今日は昼から神戸市灘区へ行ってきました。新たにマンションリノベーションの設計監理を
ご依頼頂いた方が購入された物件の現況調査と採寸を行ってきました。

今回も助っ人無しで一人での採寸。何度かやりましたが一人でも採寸精度は問題なく出来ている
ので、一人でブツブツ言いながら採寸やってきました。

気楽で良いんですが難点はどう頑張っても、採寸、全体撮影、配管経路・断熱仕様・竣工図チェック
を一人でこなすと、休憩しなくても3時間は掛かる事(汗)まだ経験は無いですが、確認し忘れが
ないか不安になります(笑)

本日もしっかりと3時間ちょっと掛かりましたが、不動産の担当者さんも管理人さんもすごく素敵な
対応をしてくれて、なんだかすごく嬉しい気持ちになりました。

調査や採寸だけでは分からない部分は、マンション新築時の図面(竣工図)を閲覧させてもらい確認。

マンションというか、管理人さんによってはこちらの身分や立場を示しても「部外者には見せない!」と
いうスタンスの方もいるのですが、このマンションの管理人さんは竣工図の大切さをすごく理解されて
いて、該当箇所にふせんまで貼ってくれていたほど。

管理人さんが竣工図の内容まで分かっているなんて、、、このような経験は初めてです。

今回の現場は1階住戸。現状でもスラブ上に40mm+スラブ下に30mmのスタイロ(断熱材)が敷き込まれ
いますが、床の断熱はもっと補強した方が良いだろうなぁ。。。南北の外壁面は無断熱のようなので、こちら
も断熱補強を行います。

それと、1階住戸の排水はPS内竪管への接続ではなく、スラブ下での配管となっており、、、竣工図を確認
してもスラブ下に潜り込む詳細な位置が分からない。。。これは初めての経験。慎重にプランニングしないと
痛い目みそう(汗)

早速、明日から現況図作成初めて、来週末にはヒアリング出来たらなと思います。
購入されたマンションのお引渡し期限があるので、スピーディに進めていきたいなと思います。