200年生ヒノキの伐採(奈良県吉野 川上村)
こんにちは、アイシンク建築事務所の池田です。
今日は、お仕事(施工図は随分とたまってますが、、、)をちょっとおいといて、奈良県吉野まで課外授業。
川上村の山林にて、200年生のヒノキ材の伐採が行われるという事で、見学ツアーに参加してきました。
これまでに杉の伐採(80〜120年生)は何度か見学させてもらった事はありましたが、桧ははじめて。
しかも、200年生なので植林されたのは、江戸時代後期(寛政時代)。そこから密植でじっくりと今日まで育ってきた木が倒されると思うと、感慨深く感じました。
倒木後に近くまで寄って、切り口を確認。桧特有の爽やかな香りが漂います。
参加していた小さな女の子は、
「年輪の数=木の年齢だよ」っと教えてもらい、中心から一つずつ数えていました。
「1、2、3、4、、、、、、78、79、、、ふう、もうやーめた」
かわいいなあ、っと見守っていたオトナたち皆、
( ゚д゚)!!??やめちゃうの??!!
↑こんな表情していたんじゃないかと思います(笑)
木年齢が気になる方は画像をダウンロードして、お数えくださいませ(笑)
桧の木口は杉と異なり、辺りの部分と中心部分も色の差が小さい(全体的に白っぽい)のも特徴です。
チェーンソーのエンジン音、元口がバキバキッっと割れる音、枝がパシッパシッっと折れる音、長さ30mの木が地面に倒れた時のドォォオオォオンっという振動(地面がちょっと揺れます)、かなりの迫力です。
しかも、そんな大きな長い木でも切り倒す位置に狂いは無く、計画通りに木と木の間に倒木する職人さんには本当にアッパレ!と言うしかありません。
この倒された桧は、乾燥の為(葉枯らし乾燥)に山に3-4ヶ月放置された後、搬出・材木市に出され、製材加工されてから木の住まいつくりに使われていきます。
※200年生の材木は、基本的には寺社仏閣の材料として用いられます。