収納スペース・生活動線が分かるように(マンション 間取り設計)

こんにちは。
アイシンク建築設計事務所の池田郁夫です。

花粉症の方にとっては辛い時期になるのかなと思いますが、、、
3月に入ってから暖かく、(気温は)過ごしやすい日が続いていますね。

時々聞かれますが、杉フローリングからは当然、花粉の散布はありませんので、
杉花粉に悩まれている方でも問題なく使って頂けます、、、ご安心を(・_・;)

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●間仕切り壁(下地)が立ち上がり、平面から立体の認識に

今回の現場確認には、施主さんファミリーにも来てもらい、一緒に工事進捗を確認させてもらいました。

これまでは乾式二重床・杉フローリング張り、天井下地など平面的な作業ばかりでしたが、間仕切り壁の
下地が立ち上がった事で新しいお住まいが立体的にも分かるようになってきました。

、、、っと言う私自身も、プラン時に3Dパースなどで大体は把握しているものの、こうして実寸で立ち
上がってこないと気づかない部分もあったりするので、このタイミングでの現場確認はマメにするように
心掛けています。

施主さんファミリーは、ウォークインクローゼットやキッチンの収納量、各居室の広さ・高さを確かめる
ように”ぐるぐると廻れる動線”が出来つつある現場内を歩いているようでした。

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●日当たりの良い南面(室内)に設けた物干しスペース

壁の間仕切り壁もあらかた終え、西村大工は建具枠(戸当りや鴨居)、掃き出しサッシ周りの木枠造作に
取り掛かっています。

隣戸建物との間隔も広く、日当たりが良い南側の掃き出し窓上部には洗濯物の室内干しが出来るよう大工
さんに一手間をお願い。大梁で出来る室内の凸凹(マンションの構造・施工方法によってまちまちですが)を
上手に利用し、見た目もすっきりとする”マンションリフォームならでは”のリフォームポイントかなと思います。

特に最近は共働きのご家庭も多くなり、”室内干しスペース”のご要望が多くなってきているように感じます。
また、浴室乾燥機までは要らない(頻度・コスト的にも)、、、っという方にも、ご提案する事が多いです。

洗濯の物干し以外にも、、、ちょっとした写真や絵・植物を吊ったりする事が出来たりと愉しめますよ。

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●シナ共芯の大工造作キッチンの打合せ

こちらの現場は、大工さんが私が描いた施工図を見ながら、現場でつくる”造作キッチン”になります。

床や壁、天井をつくる大工さんがつくりますので、梁や柱の凸凹が出てこない様に調整しながら、
お掃除のしやすい、シンプルな形状になるようにつくり上げる事が出来ます。

新築や中古に限らず、マンション見学をしていると時々ありますよね。やたら凸凹しているキッチン(汗)
生活感が出てしまいがちな場所だからこそ!すっきりとした作りにしておく事が大事かなと思います。

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っという事で、今回の現場お打合せでは、井元監督・西村大工とでそうした箇所の修正を相談。

当所のプランではキッチン通路幅(90センチ)を優先して、造作キッチンを戸境壁面にぴったりと付けて
いましたが、その他の場所の寸法調整に伴いキッチン通路幅に余裕が出たので、キッチン背面を少しふかし
(5センチほど空間を確保)、背面壁がぴしーっと揃った納まりにする事が出来ました。

ま、まあ、キッチンとしての性能は変わらないんですが、設計・施工側の配慮というか、そんな感じです。

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鴨居や戸当りなど枠材の加工も終えているようです。
その他の造作部との兼ね合いもあるので、そちらが進み次第、床の埋込みレール(建具用)枠材の取付け
へと進んでいくとの事です。

ちなみに、今回はいつもと枠材の寸法を変えて、小ぶりな印象にしてみました。
なんて言いましょうか、ぷーさんみたいなバランスですかね(笑)壁厚とチリとがシンプルに納まる材寸です。

そうした事も含め、手間が掛かる枠造作を極力減らしたので、いつもより大工工事の進みが早い気がします。

そろそろクロスの品番も決めておかないといけませんね(・_・;)
ではでは、また進捗お知らせいたします。