乾式遮音二重床(タケムラ工業 ジャストフロア)の部分補強

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こんにちは。
アイシンク建築設計事務所の池田です。

10月にあった一級建築士の製図試験から早2ヶ月。
まもなく合否の発表・・・見たくない(笑)

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さて、本日は大阪市阿倍野で進む木のマンションリノベーションの第二回目の現場監理でした。

現場マンションにつくとエントランスは、ほのかに杉の柔らかく心地良い香りが漂っており、
辺りを見渡す、、、と、やはりありました「吉野 ○岡」のトラック。いつもありがとうございます。

搬入にエレベーターを使ったようで、エレベーター内も大好きな杉の香りが漂っていて、意気揚々と
現場に入る事が出来ました(笑)

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さて、現場に入ると床面にはタケムラ工業の乾式遮音二重床 ジャストフロアの施工が進んでいる様子。
問題ないでしょうが、一応パネル長さやパネル突き付け部の隙間の有無のチェックを少々。特に問題なし。

↑の画像の下の方だけ、少し遮音二重床のパネルサイズ及び間隔が異なっているように見えると思う
のですが、ユニット型の防音ルームを設置する際の荷重に耐えられるように支持脚のボルト及びパネルを
密に配置するようにしています。

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ちなみに、、、ユニット式の防音ルームの取り入れは今回が初。カワイのナサールという製品です。
いち設計者として良い経験になるのですが、その金額もさる事ながらユニットの重量に驚きました。
防音ユニットにはいろいろな仕様があるのですが、今回の現場に入れるユニットで375kg。
その中にピアノそして、人(二人?)が入るとしたら、1000kgも近い。。。

っとなると、乾式二重床面の補強は必須という事で、タケムラ工業さんにも相談しつつ、このような方法
で補強する事になりました。

ちなみに、防音ルームは防音性能を工場させる為、気密性が高い空間となっていますのでエアコン
の設置は必須となるそう。ただ、少し手間になるのが、防音ルームはカワイさんの単独の施工となり
ますので、工務店さんの工事を終えた後からでもエアコンや電気接続が可能なようにガス冷媒やドレン配管
等を仕込んでおいてもらっています。

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さて、この日は施主さんご家族にもご足労頂き、現場の進捗状況を見学してもらいました。

乾式二重床や配管経路等の見えなくなる部分にも興味を持って聞いてきて下さるので、こちらも
とても楽しくお話、ご説明する事が出来ています。

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施主さんご家族とお話している間に丸岡材木さんの杉フローリングの搬入も完了した様子。
70㎡弱のお住いですが、こうして積み上げられると結構な量に感じられますね。

ここから大工さんによって杉フローリングの色合いや節の大小・数によって選別され、どの材を
どの場所に使うのかが決められていきます。フローリングは張ってすぐに養生されていきますので
大工さんがどのように張ったかは、最後の養生撤去までのお愉しみという感じです。

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上から2、3段までですが、私もざっと見てみましたが、いつもと同じ。
しっかりと乾燥がされつつも、ピンクの色合いが残ったきれいな杉フローリングが入っていました。

杉の柔らかな香りが現場を満たし、リノベーションの工事現場からまた少し、木のお住いへと
変わっていった瞬間ですね。

次回は防音ルームメーカー(カワイ)さんとの打合せに併せて、現場監理に向かおうと思います。
また工事の進捗、お伝えさせていただきます。